塩釜漁安丸より仙台湾ヒラメ!魚影濃く最高!

仙台ついでの釣行へ!

10月に仙台へ行く用事があったので、ついでに釣りに行こうと計画を立てたのは9月中旬頃。

以前も仙台ついでに釣行をしたが、その時は塩釜港から「えびす屋」の船に乗ってカレイ釣りを楽しんだ。

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塩釜港は仙台駅からJR仙石線で本塩釜か東塩釜で下車すればアクセスがよく、電車で30分程度とかなり近いので仙台のついでに寄るにはベストである。

さて、カレイ釣りにはまだ時期は早い。この時期は何が釣れているだろうか?と調査すると、ヒラメが調子が良いみたいだ。特に塩釜港から出船する「漁安丸」ではトップ20枚を超える日も多くかなり釣れている。

本当はシルバーウイークに飯岡でトライする予定だったけど、突然の体調不良で泣く泣く中止に。せっかくヒラメ用のロッド買ったのに入魂できていなかったのでヒラメを釣りたい気持ちはかなり高い!

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トップ20枚ぐらい釣れているなら初心者の自分が行っても5枚は釣れるだろう!と軽い気持ちでトライすることに!

漁安丸は電話予約時に釣り座を決めることができる。ターゲットの日は予約ゼロなので釣り座は選び放題。とりあえず左舷艫を確保する。

出船前日。東塩釜に到着。

この時期の漁安丸は4時集合4時半出船であったので、当然のごとく前泊必須である。

前泊場所は港から徒歩10分程度のところにある「ビジネスホテル新浜」をチョイス。

前回の「えびす屋」の場合は、本塩釜駅近くの店舗に集合すれば店の車で船まで送迎してくれるので、宿としてはいくつか選べるのだが、塩釜港に直接集合する場合、塩釜港まで徒歩で向かえる宿はほぼここしかない。

ビジネスホテルといっても和室の古い民宿のような形である。

ただ、宿の方は大変優しく、いろいろ気遣ってくれた。また次回もこの宿に泊まりたいと思う。

いざ出船!初めてのヒラメ頑張るぞ!

4時集合。あたりは真っ暗。

初めてのヒラメという緊張のためかなかなか寝付けず、寝たかどうかが良くわからない状態で3時頃に起床する。

着替えをさっさと済ませてホテルを後にする。

3時40分ごろには乗り場に到着したが、当然ながら辺りは真っ暗である。

 

緑色が特徴的な漁安丸の船を見つけると、船はすでに準備されている状態。乗船前に氷を受け取り乗船名簿を記入して船に乗り込む。

釣り座は電話で予約した左舷艫である。

釣りの準備を終わらせて待っているとすぐに4時過ぎとなり出船の時間となる。

塩釜から1時間30分!釣り場に到着。

出船後すぐに船内アナウンス。

「1時間30分ぐらい走ります」

今までの釣船経験のなかでも1番の距離。

というわけでとりあえずは船室で寝ることに。

 

しばらく寝た後・・・ボボボボボボー・・・とエンジンが遅くなる音。

これが釣り場についた合図だ。

そそくさと船室から出て仕掛けの準備を始める。

外は大分明るくなってきたが、うねりがかなりある波。

仙台湾とはいっても外洋に面しているのである程度波が高い覚悟はしていたが、この低周波のうねりは何とも気持ちの悪くなる感じだ。

早速、ちょっと気持ち悪くなってきた・・・グェ~

釣り場に到着するとバケツリレー形式でイワシが配られる。

思ったよりも立派なサイズで、大きい奴だと15cmぐらいある。

このイワシをそっと針にセットして泳がせてヒラメを釣るのだ。

6:00am 釣り開始。一投目からアタリが!

6:00am 頃より釣り開始となる。

YouTubeで勉強したイワシのつけ方をやってみて、イワシを海底まで落としてみる。水深は30m前後だっただろうか?

海底まで落とした後は軽く50cmぐらいオモリを浮かせるようなイメージでアタリを待つ。

アタリはまず「イワシが暴れる」前あたりがあった後に、ヒラメのアタリがある。ここでアワセてはだめで、しばらく食い込みをまっているとヒラメが「グングン!」と引っ張り始めるので、ここでアワセるのだ(テレビで見た知識)。

さて、着底。

うねりがあるので着底後にオモリを安定させることがかなり難しいが、トライしてみると・・・「ガンガン!」と早速アタリが!だけどしばらく待っても何も起こらない。

仕掛けを回収してみると・・・イワシが噛まれている!

おお!これはヒラメいるみたいだ!と、新しいイワシを取り付けて再度チャレンジ!

すると・・・前あたりがある暇もなく、ガンガンと竿先が絞り込まれる!

え?ヒラメ40だよね?え?え?と躊躇していたが、かなりアタッているので合わせてみる!

ノッた!!グングンと強い引きがありかなり面白い!

おお、これがヒラメの引きか!

浮き上がったところをタモに入れてもらうと・・・なんと60cmの立派なサイズ!

仙台湾すげぇ!

 

アタリが止まらない!80cmの座布団級も登場!

1匹目をゲットしたところで周りを見渡すと、周りもガンガン釣れている。

まるで、アジを釣りに来たのかの如く、投入すれば必ずアタリがある状態。

仙台湾の魚影はめちゃめちゃ濃いぞ!

そして、アタリがあってあまり待ちすぎると良くないということも分かった。

活性が高い時は前あたりすら出ずにいきなりガツンと持っていかれるようなアタリがでることも多かった。

そのようなアタリがでるときはたいてい40cm前後の小さめのヒラメであったが、それでも引きはかなり強く釣り味も抜群であった。

折角だから大型のヒラメを釣りたいと、大き目のイワシをチョイスしてエサとする。

お・・・前あたりからの・・・本アタリだ!と合わせると・・・あれ?全然巻けない??

いや、ちょっとずつ巻けてるか??と思った矢先、ガンガンラインを出される!

お、これはデカいぞ?と思いながら慎重にドラグを調整して巻き上げてくる。

途中何度かラインを出されては巻き・・・を繰り返して上がってきたのは・・・デカ!めちゃくちゃデカいヒラメじゃないか?

タモ入れをしてもらい余りのデカさに震えていると、右舷の釣り人の方がメジャーでサイズを測ってくれた。80cm・・・おいおいデカいぞ!

 

人生初めてのヒラメ釣りでこんな大物が釣れるとは・・・さすが仙台湾。東北の海に感謝である。

80cmのヒラメはすごいだろ!と思っていたけれども、常連の人たちも60cmオーバーは普通だよ!ぐらいのノリで、毎回誰かは80cm級を釣るようなことをおっしゃっていた。仙台湾のヒラメの魚影の濃さとサイズのデカさは特筆すべきものだなと感じた。

11時沖上がり。15枚も釣れちゃった!

それから40cm級のヒラメがコンスタントに釣れ続け、11時の沖上がりの頃にはヒラメでバケツが一杯に!

途中、うねりでかなり気持ち悪くなったけれど、何とか竿を置かずに釣り続けることができた。

40cm未満で無傷なヒラメたちは基本的にリリースしてきたのでお持ち帰りはデカヒラメ含めて8枚。

 

大変なのは実はここから。

なにせここは塩釜。これから電車と新幹線を乗り継いでお家のある東京へ帰る必要がある。

今回は「ついで」釣行であるので、そもそもクーラー自体も25Lの小さなクーラーバッグしか持ってきていない。

 

 

80cmのデカヒラメがこれに入るのか不安であった。最悪頭としっぽを落とすか・・・と思っていたが、さすがソフトクーラー。かなり変形してくれるのでU字に折り曲げると何とか蓋が閉まった。

さすがにこれだけのヒラメがいると保冷が心配なので途中のコンビニでクラッシュアイスを2kg追加したが、氷とヒラメ合わせて十数キロのクーラーバッグと釣り竿、あとは20kg近いスーツケースを引き下げて東京に帰ることになった。

かなりつらい移動であったが何とか無事に自宅まで帰り着くことができた。

そういえば、江戸時代、京都の鯖街道では50kg近いサバを担いで若狭湾から京都まで運んだという話を聞いたことがあるが、今回30kg以上の荷物を塩釜から運んでみて、「50kg担いで徒歩で山越えとか人間業じゃねーだろ!」と本気で感じました。

使用タックル

  • ロッド:シマノ ライトヒラメBB 240
    ウネリが強い時の置き竿では仕掛けは安定しないが手持ちメインでやる場合にはちょうど良い具合の竿であった。今後とも活用していきたい。
  • リール:シマノ ベイゲーム150DH
    深さも30m ~ 40m ということでまったく問題なく使用できた。このリールは手巻きの汎用船用リールとしてはコスパ最強だと感じている。
  • ライン:PE1.5号
    PE1.5号だとラインが立ちやすく釣り安かった。そしてアタリは取りやすいと感じた。80cmのヒラメともガンガンやり取りできたのでちょうど良かったという印象。

 

  • リーダー:4号(2ヒロ)
    4号ぐらいが丁度いいかな?という印象。まったく不安なく使えましたが、オマツリしてリーダーが傷んだらすぐにその部分を切った方が良いですね。

 

  • 仕掛け:ダイワのライトヒラメ用の仕掛け等
    市販の仕掛けで十分だけども、飲まれることが多かったので変え針は沢山持ってきておいて方が良いと感じた。今回は変え針3セット&仕掛け5セットを使ったが、変え針があればメインの仕掛け2セットあればほぼ問題なく釣りができると感じた。

 

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