2/1 は東京湾でのメバル船が解禁となる。今年はちょうど土曜日になったので、せっかくならと旬のメバルを釣ろうと決意。実はメバル釣りをするのは初めてなので、釣り方や船宿などいろいろと調べてみることに。
船宿は長崎屋で決まり!
最初はよく行く金沢八景の一之瀬丸から「ショートメバル船」が出るとの情報を知ってそちらに行こうと考えていたが、ネットの情報を見ているとショートメバル船はメバルとカサゴを狙うらしい。
うむむ、カサゴは何だかんだ毎回外道で釣ってるからな・・・せっかくなので、出来ればメバルに集中したい・・・そう思って調べ続け、たどり着いたのが横浜本牧の長崎屋さんであった。
出船場所は最近台風被害から復活した本牧釣り公園の近くであり、受付場所の船宿は釣り公園からも距離のある住宅街の中なので電車釣行は無理かな?と思っていたが電車とバスを使えば船宿までたどり着けることが分かった。バスの本数もそこそこ出ている。
バスは「横浜駅」「桜木町駅」「保土ヶ谷駅」から出ているようだが、そこから船宿のある「本牧元町バス停」までだと少々時間がかかってしまう。どこか別のルートはないか?と探していたら、横浜駅からのバスが途中「元町バス停」に停車するではないか!これは京浜東北線の「石川町駅 元町口」から徒歩すぐの距離。
さらに、長崎屋は出船時間が8:00amと比較的遅く、7:30am までに船宿で受付をすれば良いので、石川町駅に 7:00am 頃に到着すれば間に合う。これは電車釣行をする人にとっての味方である。
電車釣行やバスの方は船宿から出船場所まで船宿の方が 7:30am 頃に送ってくれる。船の釣り座については船への先着順なので釣り座選びという意味では不利になるが、釣りものがメバルやシロギスの場合そこまで影響はしないだろうと考えている。
当日は北風やや強く晴れ模様
「メバルは凪を釣れ」という言葉は今回メバル釣りを調べた際にたくさん目にしたフレーズである。メバルは目が良いため風が強い日には自然に仕掛けを流すことが出来ず釣れないという情報もかなり目にした。さらに、晴れの日は釣れないという情報も目にした。
当日の天気予報は「晴れ」で「風速3m ~ 4m」とのこと ・・・これは大丈夫か?当日は予想通りの晴れ模様。これはもしかすると釣れない日なのか?と一抹の不安がよぎる。
実は事前情報でもう一つ不安があった。それはロッドの長さである。私がメインで使っている竿はダイワの「ライトゲームX MH-190」である。一方、東京湾でのメバル釣りの場合、仕掛けは短くても1.8mであるため通常は 2.5m ~ 3m 以上の竿を使う人が多い。
当日、周りを見渡しても皆さま2.3m以上の竿を使っていらっしゃる・・・長い人はもっと長い(およそ4m?)竿を扱っていらっしゃる・・・
本牧沖から釣り開始も根掛かり連発
出船して5分もせずに釣り開始。まずは本牧沖の漁礁周辺を狙う。
釣りを開始してみると確かに 1.9m の竿では釣りにくい部分があるにはあるし、竿を直立させないと仕掛けを回収できないため、ティップに糸絡みするトラブルが増えたは増えた。
ただ、エサ付けをする際に錘とロッドの位置を離すなどの工夫をすれば問題なく釣りをすることができた。むしろ長いロッドの取り扱いに慣れていない自分にとっては、1.9mのロッドの方がいいのでは?と思うこともあったためお手持ちに2m前後のゲームロッドを持っている方は是非一度試してみていただきたい。
釣り方自体はシンプルで基本はオモリを底からちょっと切ったあたり(底から50cm?)で固定する。ただし、本牧漁礁周りでは根掛かりが連発するので船長の指示で底から1mとか2m、時には 3m で釣りをすることもある。
船の揺れすらもロッドや自分の腕で吸収し、オモリや仕掛けに影響を与えないようにすることなのだがこれがまた難しい。たしかに長い竿の方がロッド自身が船の揺れを吸収してくれるので向いている気もする。
底から1m程度切って釣りをしていても複雑な漁礁まわりでは根掛かりが連発する。単純にオモリが漁礁内に入り込んでしまう場合もあるし、魚がヒットしてそのまま漁礁内に潜り込まれる場合もある。
メバル釣りの仕掛けは細いので根掛かりするとだいたいハリスが切れた状態で上がってくるのだ。そのため、仕掛けは多めに持っておくべきである。また、市販のビーズ仕掛けの場合、ハリスはすぐに交換可能なので仕掛けとは別にハリスだけを別途持ってくるべきであったと感じた。
底を狙う魚の場合、基本的には根掛かりを恐れずに攻める釣りの方が釣果があがるため、備えあれば憂いなし。当然船中でも仕掛けは購入できる。長崎屋の場合1セット200円と市販仕掛けよりも安いので、船宿で購入することもおススメである。
メバル引きは楽しい!
仕掛けを投入してタナを合わせると、エサのモエビがピンピンと踊る感触が伝わってくる。これが前アタリというやつらしく、メバルがエビを食べようとしているとのこと。
しばらく待つと微かにメバルが突っつく感触。メバル釣りは基本的に向こう合わせなので焦らず待つ必要があるが、これがなかなかヒットしない。
ようやくヒットしたかとおもったら根がかり・・・
このようなことを繰り返すうちに、ようやくのヒット!クンックンッと小気味よく引いてくれて大変釣り味が良い。
何度か移動を繰り返し、根掛かりの少ないポイント・多いポイント両方を攻めたが結局は本牧沖に戻ってきた。本牧沖は根掛かりは多いもののアタリの数もダントツで多かった。やはりリスクを負わないとリターンは得られないのである。
14:30頃に沖あがりをし結果は12匹。船中トップが21匹なので竿頭の過半数は釣るという目標は達成した。
ただ、例年の解禁日についてはもっといいサイズのものが沢山釣れるとのことなので今年は調子が悪いらしい。暖冬で水温が高いことが影響したのか、それとも2019年に大発生したタコ連中がメバル稚魚を食い荒らしたのか・・・
長崎屋では 5 月頃までエビメバルが続くとのことなので、今後の釣果に期待したい。
まとめ
今回の釣行を簡単にまとめる。
- 2/1は東京湾エビメバル解禁
- 横浜本牧 長崎屋 は電車+バス釣行可能
- 190cm ライトゲームロッドでも問題なし
- 根掛かり多いので仕掛けは多めに準備し、替えハリスも準備
- 2020年のエビメバルは不調スタート。今後に期待。
- 長崎屋では5月頃まで出船予定。
使用タックル
- ロッド:ダイワ ライトゲームX MH-190
- リール: シマノ ステファーノSS
- 道糸:PE1号