船釣りでオシアコンクエストとカルカッタコンクエストMDどちらが良いか問題

憧れの金ピカリールが欲しい!

船釣りを始めて早5年が経とうとしている。徐々にいい道具が欲しいと思うことも増えた。

ロッドについては上限金額を会社の職位連動型にしており、現在主任の私は3万円(税抜き)としている。次の職位になれば4万円といったように、出世すればするほど上限を引き上げるというシステムを採用して、仕事のモチベーションを上げているというわけだ。

ただ、リールについては、一度購入すれば結構長く使うということもあり、多少値が張っても良いものが良いのではないか?と思うようになってきている。

特に船釣りの際に目立つ金ピカのリール。シマノのオシアコンクエストは私の憧れのリールでもある。正直喉から手が出るほど欲しい。

出典:シマノWEBサイト(https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/ryojikuoffshorefunesmall/a075f00003jz5pnqay.html)

そんなオシアコンクエストの200番が発表になったのがつい先日。9年ぶりのモデルチェンジということでこのタイミングで購入しようかどうか?と悩んでいた。

23 オシアコンクエスト 200番はSVS不採用!

2022年に300番が発表されたタイミングで近い将来 200 番が発表されると予想できたので発売と同時に思い切って購入しようと考えていたのだが、ちょっと購入を悩ませるポイントがあった。

それは、遠心ブレーキであるSVSの不採用である。

いや、その他にも 200HG のハンドルがシングルハンドルで使い勝手が悪そうだといった要素も悩ませるポイントであったのだが、ハンドルについては最悪交換すれば良いので大きな問題ではない。

だが、SVSの不採用は結構大きな問題である。

そもそもSVSは遠心ブレーキといってスプールの回転数が上がったタイミングでその遠心力でスプールにブレーキをかける仕組みであり、キャスティング時のバックラッシュを防ぐ役割がある。

船釣りでもスミイカやエギタコなどをする時はキャスティングをするので、キャスティング性能というのは非常に重要視している。

まぁ、SVSが無くてもメカニカルブレーキだけでも軽いキャスティングは可能なのだが、やはり9年前のモデルにはあって、今のモデルにないというのは悩ましいポイントとなっている。

カルカッタコンクエストMDを発見!

そんな中、シマノのHPの中でも普段見ないキャスティング用ベイトリールのページを見てみると、カルカッタコンクエストMDなるものを発見。

出典:シマノWEBサイト(https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/baitlurecasting/a075f00003rgoobqa0.html)

バス釣りからスタートした私にとってカルカッタコンクエストは当然よく知っている憧れのリールであるが、淡水&近距離用キャスティングリールとして船釣りへの利用なんて全く考えてもいなかった。

ところが・・・最近MD(モンスタードライブ)というジャンルのベイトリールが出るようになっており、太いPEを沢山巻いて巨大魚をガンガン仕留めに行こうぜというスタイルのリールとなっている。無論、ソルトウォーター対応だ。

太いPEをたくさん巻けるということは当然船釣りで使うようなPE2号が200mと言わないくらい巻けるというわけである。巨大魚を仕留めるためのリールということでドラグ力は当然強い。剛性も申し分ないはずである。

そしてカルカッタコンクエストはキャスティングのためのリールなのでSVSは当然装備されているし、さらにマグネットブレーキなどキャスティングには困らない最高の装備をしている。

出典:シマノWEBサイト(https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/baitlurecasting/a075f00003rgoobqa0.html)

キャスティング向けのリールを使うことのデメリットとしてギア比が低いものが多かったり、ハンドル径が小さく船釣りには不向きだったりするリールが多くなることが挙げられるが、このカルカッタコンクエストMDはすべてXGギア(超ハイギア)仕様であり1回巻くと100cm以上の糸を巻くことができる。

さらに、ロングハンドル仕様ということでハンドル径 51mm のモデルが出ている。このモデルはジギングでの利用も想定されているようで、51mmというハンドル径はタイラバで利用している炎月CT150HG と同じサイズである。

愛用しているベイゲーム150DHの55mmよりはやや短いが船釣りでは十分なロングハンドル仕様である。

これはカルカッタコンクエストMD 300XGLH (ロングハンドルモデル)が船釣り最強リールとなるのではないか??

カルカッタコンクエストMDと他リールとの比較

冷静になってオシアコンクエストとカルカッタコンクエストMDの比較をしてみようと思う。オシアコンクエストは200番・300番があり、カルカッタコンクエストMDは300番・400番がある。

私がメインで使うサイズとしては200番の方が近いのだが、オシコンの200HG, 300HG, 300XG とカルコンMD300, そしていま私が所有しているリールを比べてみると以下のようになる。

品名ステファーノSS 101HG炎月CT
150HG
ベイゲーム 150DHオシコン
200HG
オシコン
300HG
オシコン
300XG
カルコンMD 300XGLH
ギア比7.27.86.96.56.27.57.5
スプール寸法 (径/幅)32/2232/2232/2238/1943/2243/2243/22
最大ドラグ3kg5kg5kg7kg7.5kg7kg8kg
最大巻上長 (cm)7278697884101101
ハンドル長さ51515565757551
重さ160250220295355355360
ベアリング数BB/ローラ―4/15/14/19/29/29/211/1
糸巻き量
(PE)
1-200、1.5-150、1-100、1.5-1000.8-400、1-330、1.5-2001.5-200、2-150、3-1001.0-400, 1.5-260, 2.0-2001.5-500、2-380、3-2501.5-500、2-380、3-2504-180、5-140、6-120

こうやって比較をしてみると、意外とベイゲーム150DHの最大巻上量が少ないのが分かる。

個人的には浅場の釣りではベイゲームぐらいがちょうどよいと感じていたので、そういう意味ではカルコンMDの最大巻上量の101cmというのはちょっとオーバーかもしれない。

一方で、最大巻上量というのは、スプール径まで糸を巻いた状態での巻上量だ。カルコン、オシコンの300番の場合のスプール径は43mmであるのに対して、エンゲツCTやベイゲームはスプール径が32mm。

ハンドル1回転でギア比分だけスプールが回転するので、
最大巻上量 = ギア比xスプール径x円周率
という式で計算される。

となるのであれば、本来あまりよろしくはないだろうが、スプールへの糸巻き量をあらかじめ少なくしておけば、最大巻上量はコントロールすることが出来るはずである。

カルカッタコンクエストMDは船釣りで活用可能か?

さて、オシコンとカルコンのある程度のスペックについては良く分かった。

それを踏まえたうえで、カルコンMDの船釣り活用可能性について検証してみよう。

まずは、サイズや重さについては、他のリールとも遜色ないため問題はない。

次に、ドラグ力はオシコンよりも強く8kgもある。これはタコエギなどのドラグ力を必要とする釣りものにも十分対応できるものである。モンスタードライブということだから剛性も十分だろう。

ハンドルもロングハンドルモデルであればエンゲツCTと同程度であり船釣りに丁度良いサイズだ。ハンドルについては必要であればシングルハンドルに交換すれば良いのだからどうにでもなる。

残りはXGギアがどの程度使えるのか?ということろだ。

船釣りではあまりXGを使うというのは聞かない。私がメインで使っているリールでも最大で糸巻き量が78cmである。

そうなってくると、普段よりもゆっくりとリトリーブする必要がありそうだ。

まぁ、魚がヒットしているときにゆっくりとリトリーブするのは問題がないだろうから、回収が早くなるというメリットだけ享受できる可能性もあるし、最悪、糸巻量を抑えればエンゲツCTと同程度には出来そうだ。

それよりも、手元のリールにないぐらいのハイギアなので、キャストしてからの回収が多かったり、巻きアワセを必要とするような、スミイカ、エギタコ、タチウオなどはもしかするとメチャクチャ使い勝手が良いのかもしれない。

いずれにしろ、一度、導入してみるのも悪くないだろう。

まとめ

憧れの金ピカリールの候補として、オシアコンクエストだけでなくカルカッタコンクエストMDも視野に入れて、船釣りリールとしての活用可能性を検討してみた。

300番サイズでも問題なく、フォールレバーが必要ないと感じる人ならば、カルカッタコンクエストMDの方が良いかもしれない。

もし、万が一、海外遠征などでキャスティングゲームをするとなっても、カルカッタコンクエストMDであればきっと役立つはずである。

というわけで、頑張ってお金をためて、夏のボーナスぐらいでカルカッタコンクエストMDの購入を目指そうと思う。

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました