満を持してのリニューアル!
2025年春夏の新製品を見ていたところ、おっ!と思ったのがミッドゲームXR!
シマノの汎用ロッドでお馴染みのライトゲームシリーズよりもワンランク重い負荷の釣り向けに設計されたミッドゲームシリーズのロッドの中核モデルであるミッドゲームCI4+が、今回、ミッドゲームXRとしてリニューアルした。
私自身、ミッドゲームSS 73HH 195 というモデルを2019年に購入し、東京湾のコマセワラサ、ビシアジ、相模湾中深場のクロムツ、富山のノドグロ、シドニー五目釣りなど全国、いや、世界で活躍してもらっていた。
この竿の釣果は大変素晴らしいもので、まさしく、世界を股にかけたスーパー汎用ロッドであると私は考えている。
そのスーパー汎用ロッドにXRモデルが登場した。いや、正確にはCI4+のリニューアルなのだけど、カーボンモノコックグリップを搭載してカッチョイイデザインとなった。
前作のミッドゲームci4+との違いは?
ミッドゲームXRは前作のミッドゲームci4+のリニューアルであり、採用されているテクノロジー的にはブランクスがスパイラルXからスパイラルXコアとなりカーボンモノコックグリップが搭載されたりなどの進化を遂げた。
そのため、機能的にはロッド全体としてのパワーが上がっていることに加えてカーボンモノコックグリップによる手感度の上昇などが期待できる。
また、オモリ負荷については、前モデルと比べて整理軸はちょっと変わった。
前モデルのミッドゲームci4+は MH と H の間にオモリ負荷の差が少なく、どちらを選ぶのかちょっと悩ましかったのだが、今作のミッドゲームXRでは MH と H の間に明確な差が生まれた。
ミッドゲームci4+とXRのオモリ負荷の違い
パワー | ミッドゲームci4+ (前作) | ミッドゲームXR (新製品) |
M | 錘負荷 40 – 120号 | 錘負荷 40 – 120号 |
MH | 錘負荷 50 – 150号 | 錘負荷 40 – 150号 |
H | 錘負荷 60 – 150号 | 錘負荷 50 – 200号 |
HH | 錘負荷 60 – 200号 | 錘負荷 50 – 250号 |
そもそも、前モデルのオモリ負荷の範囲が MH と H とでほぼ一緒というのが製品設計としてどうなのか?というのはあるが、ミッドゲームXRでは非常にわかりやすく、MHは150号まで、Hは200号まで、HHは250号までという形になっている。
また、前作では HH は 200号までであったが、今作の HH は250号まで背負えるということで、かなり高負荷な中深場の釣りも楽しめるようになっている。
私が持っているのはミッドゲームSS 73HH 190であるがオモリ負荷の整理軸は前作と同様なので、今回のミッドゲームXRにアップグレードするのであれば 73H190 となるので注意が必要だ。
ミッドゲームXRの全品番とスペック
品番 | 全長(m) | 継数 | 仕舞 (cm) | 先径 (mm) | 錘負荷(号) | カーボン含有率(%) |
64M230 | 2.30 | 2 | 171.4 | 1.4 | 40-120 | 86 |
64MH240 | 2.40 | 2 | 181.4 | 1.4 | 40-150 | 86.6 |
73MH190 | 1.90 | 2 | 119.4 | 1.2 | 40-150 | 85 |
73MH230 | 2.30 | 2 | 159.4 | 1.2 | 40-150 | 82.6 |
73H190 | 1.90 | 2 | 119.4 | 1.4 | 50-200 | 82.5 |
73H230 | 2.30 | 2 | 159.4 | 1.4 | 50-200 | 80.7 |
73HH210 | 2.10 | 2 | 139.4 | 1.4 | 50-250 | 85.1 |
82MH180 | 1.80 | 2 | 109.4 | 1.2 | 40-150 | 85.2 |
82H190 | 1.90 | 2 | 119.4 | 1.2 | 50-200 | 86.4 |
ダイワ リーディングMGとの違いは?
シマノのミッドゲームXRと同様のコンセプト、価格帯としてはリーディングMGが直接的なライバル関係となりそうだ。
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ただ、ダイワのリーディングMG(マルチゲーム)は、その名の通り、1本でなんでもこなすオールラウンダーという要素が強く、ライトゲーム寄りの釣り(ライトアジ等)からある程度の負荷の釣りまでこれ一本!といった感じである。
そのためか、最も負荷の高いロッドであるHHでもオモリ負荷は150号までとなる。
一方で、ミッドゲームは、ライトゲームはライトゲームXRに、高い付加の釣りはミッドゲームXRにおまかせ!といった感じで、オモリ負荷80号ぐらいまでのライトゲームロッドに追加して持つのであれば、これが良い!といったような印象を持つ。
そういう意味では初めの1本を買うという方にはリーディングMG、ライトゲームロッドに追加して買うという方にはミッドゲームという選び方が良いのではないかと思う。
実際に触ってみた感想!
さて、ミッドゲームXRの実際に触ってみた感想であるが・・・これは週末のフィッシングショーから帰宅してから更新しようかと思う。
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