【九州】お刺身用の醤油のおすすめ

九州人にとって関東の醤油は辛い!

九州から関東に上京してきて驚いたことの一つに醤油が辛いということがある。

関東に出てきたのはかれこれ 15年以上前だが、スーパーでキッコーマンの醤油を買って、それで刺身を食べた時には、なんだこれ!?と感じたことは鮮明に覚えている。

それからずーっと関東の醤油に慣れ親しんでいた。料理には無駄な甘みがない醤油がいいと思っているのだが、刺身に関しては、どうしてもこれに慣れることができず、地元福岡に帰省した時に刺身醤油だけは購入してから持ってきていた。

この甘いのが最高なんだよな。

鮮度の九州・熟成の関東

そもそも、九州は魚や刺身の鮮度を重要視し、歯ごたえを感じることを是とする文化である。一方で関東では魚をある程度熟成させてうまみを引き出してから使うことが多いように思う。

近年は九州でも熟成という考え方もだいぶ浸透してきたが、それでも、九州人の自分としてはピンと角の立ったブリを頂くと非常に幸せな気持ちになるのだ。

魚のうまみ自体は熟成させたほうが増加するのであるが、九州のこの鮮度を重要視する食べ方では、不足するうまみを醤油の甘味で補っているような気がしている。

以前、刺身用の醤油を切らしたときに、釣ってきたばかりの鮮度の高い魚を関東の醤油で食べたことがあったが非常に味気なかった。九州の刺身醬油であれば、多少活かっている感はあるものの、鮮度を楽しみながら十分においしく食べることができる。

釣り人にとっては釣りたてを食べる楽しみ、熟成をする楽しみ様々あるだろうが、釣りたてを食べるにはこの九州の刺身用の醬油が良いのではないだろうかと感じている。

九州の刺身醤油のおすすめ

ここからは私がこれまでいろいろ試してみた中で、「これは良い!」と感じた九州の刺身醤油たちをご紹介する。

最近は関東でもAmazonなどのネットショッピングや久世福商店などのリアル店舗でもたまに見かけるようになってきている。わざわざ福岡で買う必要がないのはありがたいことである。

 

マルエ 九州あまくちさしみ醤油

2019年ぐらいから愛用しているマルエ醤油のあまくちさしみ醤油。私の醤油を選ぶ旅はここから始まったといっても過言ではない。

東京湾で船釣りをやり始めてから、なんとなく醤油に拘りたいなと思っているときに、帰省先の実家近くのスーパーマルショクで発見。

比較的安価で地元のスーパーではセールなどしてくれるがネットショッピングで買うと比較的高額になってしまうのがネックなので徐々に後述のジョーキュー醤油を買うように・・・

 

フンドーキン醤油 あまくておいしいさしみ醤油

関東で住んでいた町のスーパーに謎にフンドーキンの食品が多く置かれていた。マルエの九州あまくちさしみ醤油がなくなってしまったときにそののスーパーで購入。

フンドーキンは九州出身の人には非常になじみ深い大分の食品会社であり、甘口のポン酢や麦みそなど私の家ではフンドーキンの調味料にあふれている。安心と信頼のフンドーキンである。

味はスタンダードな印象。普通においしい。コスパ良し。

 

ジョーキュー 特上さしみ醤油

博多の名店「上久醤油」の刺身醬油である。東京では久世福商店などでも取り扱っているようである。

この醤油はマルエの醤油にちょっと飽きてきたタイミングで東京で発見して購入。それからしばらくはこの醤油を使っていた。ザ・博多の刺身醬油という感じ。白身やイカ刺なんかにもピッタリ。

 

まるはら うす塩さしみ醤油 あやめ

現在現役で使っているのがこちら。2025年5月に日田へ旅行へ行った際に購入。いろいろ味見をしたがこのさしみ醤油はこれまでの人生で一番といえる代物。これからもしばらくはこの刺身醤油を使っていきたいと思う。

ただし、この醤油は日田本店や福岡のデパートなどでしか手に入らない。通販もあるがやや割高になってしまう。実家に帰るたびに購入して帰ってくるしかなさそうだ・・・

 

今後は九州以外の醤油も?

さて、ここまで、九州の刺身醤油についておすすめをご紹介してきましたが、正直、ほかの地域の刺身醤油というものをほとんど食べたことがない。

もう少し別の地域の醤油も試してみようかな?とも思うが、いったいどこからはじめていいものやら・・・皆様のおすすめがありましたら是非教えていただきたいです。

 

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