毎月恒例の船釣り会!
9月に入って南半球に位置するシドニーでは徐々に春から夏の気候となりつつある。
今年は猛暑予報が出ているようで、9月(日本の3月のイメージ)だと言うのに30度を超える日が何日か続いた。そうかと思うと、急に最高気温が20度以下となったりなど、まだまだ気候は安定しなさそうだ。
さてさて、そんな中、毎月恒例の船釣り会がやってきた。
前回はタイラバにチャレンジしたりもしたが、今回は初心者の同僚も一緒に参加するとのことなので、私は同僚にレクチャーしがてら、ゆるーりと釣りを楽しむため、今回はエサ釣り一本で勝負をしようと思う。
というか・・・前回タイラバ全然釣れなかったからね・・・泣
狙いはマダイ!今回の作戦は?
前回、前々回と船中で何本か良いサイズのマダイがあがっていたのだが、どれも胴付きのエサ釣り仕掛けばかりに食ってきていた。
今回の作戦としては、仕掛けのハリスを40cm程度と船宿仕掛けよりも長めに設定すること、浮いたマダイを狙えるように3本針で全長160cm程度の長尺仕掛けを作成した。
餌としては船宿が準備しているイカや魚の切り身をメインに使用予定だ。
前回の釣り会が終わってからオーストラリアのマダイについて色々調べたのだが、どうもオーストラリアのマダイは「豪州マダイ」という非常に日本のマダイに近いものの別の品種であるということがわかった。
食性も日本のマダイのように甲殻類ではなくかなり雑食気味で獰猛なようである。シーズン的にはイカや魚をメインに食べているようだ。
そういえば、タイラバに全然アタックしてこないのはなんでだろう?と考えていたのだが、タイラバ自体が甲殻類を模したルアーの一種であると聞いたことがある。
もしかするとシドニー周辺のマダイは甲殻類をあまり食べてないのだろうか??そのせいでタイラバの反応が悪いのではないだろうか・・・
夏間近のシドニー湾へ!いざ出船!
5:45am フェリー乗り場へ集合
先月8月の船釣り会の時は集合時間過ぎてもまだまだ辺りは真っ暗であったが、今回はかなり明るくなってきていた。ようやく夏もすぐそこまで来ているということだろうか。
今回も2隻に分かれて乗船する。私は今回も FishFinder という船に乗船した。
6:00am 出船!深場へ!
6:00am の定刻に船はゆっくりと出発する。
フェリー乗り場から釣り場まではおおよそ1時間。これまでの釣り会では水深60m前後のポイントを攻めることが多かったのだが、ここ数日あまり調子が良くないみたいなので、水深100m超えの深場ポイントへと向かうと告げられる。
シドニー湾から外洋に出るとウネリが少しだけある状況ではあるが、あまり釣りには影響なさそうではある。
しばらくの後にポイントに到着。早速釣りを開始する。
キンメダイ?が沢山
水深110mのポイントで釣りを開始。
開始直後からアタリは沢山ある状況でシドニー湾の魚影の濃さをうかがわせるが、マダイやマゴチを匂わせるような大きなアタリはなかなかない。
そのような中、コンコンコンという中程度のアタリが。軽く合わせてから巻き上げる。巻き上げ速度は中程度。
上がってきたのは真っ赤なお魚。キンメダイに似た「ナンヨウキンメ」である。煮付けが美味しい魚だ。
これを皮切りに周りではナンヨウキンメがガンガンと釣れ始める。開始から1時間はナンヨウキンメ祭りであった。合計10匹近いナンヨウキンメをゲット。
ただ、今回のメインターゲットはマダイ or マゴチなので引き続きデカいアタリを待とう・・・
9:00am 待望のデカいアタリが!!
ナンヨウキンメを始めとした小さい魚たちが遊んでくれる中、仕掛けを落とした矢先にグググと引き込むようなアタリが!
恐る恐るスウィープに合わせを入れるとガンガンと叩くようなアタリへと変化。
これは・・・マダイか!!!それともマーウォン (笑) か??
110mの海底からじっくりと上げてくると・・・赤い!マダイだ!!!
なかなかの良いサイズマダイGETだ!!
11:00am さらにデカいアタリが!
1本目のマダイをゲットしてからはしばらくまったりとした時間を過ごす。
アタリはそこそこあるのだけど、小さい小魚のようなアタリばかりである。今回は針をかなり大きなサイズにして小さな魚はあまり掛からないようにしているのだけど、たまーにカサゴのような魚が引っかかってくる。
マダイは落ちてくる獲物に興味を惹かれる性質を持っているので仕掛けを落とした瞬間や、誘い直して再度着底させたタイミングでアタってくる可能性が高い。
2~3分に1回は巻き落としを実施する。
何度か巻き落としをしたタイミングでひったくるようなアタリが!!
1本目のマダイのアタリよりはかなり大きいアタリだぞ!!
ただ、だいたいこういうアタリの時はマーウォンが多いのも事実。周りでもマーウォンが何本か上がっているので、正直全く期待していなかった。
期待していなかったのだが、残り10m・・・5mとなったときに水面に大きな白く赤い魚体が見えてきた。
おお!これはまさか!!!!
待望のマダイだ!!!!
サイズも43cmとなかなか立派なサイズ!
ただ、ちょっと細いような・・・もしかするとスポーニング後なのだろうか?豪州マダイの生態にはあまり詳しくないが、もしかするとスポーニングシーズンなのかもしれない。
12:00pm 沖あがり!
マダイ2本を釣ったところで急にアタリが少なくなってきた。
たまに良いアタリがあったかなーと思ったら・・・マーウォンちゃん笑
その後はマーウォンのアタリもナンヨウキンメのアタリも小魚のアタリも殆どなくなってきてしまったタイミングでちょうど沖上がりの時間を迎えてしまう。
結局、本日のメイン釣果はマダイ2本とナンヨウキンメが沢山であった。
マダイについては1本を懇親会用に献上し、ナンヨウキンメも4本を除いて人に上げてしまったが一人暮らしの身としては十分な量だろう。
そろそろ餌釣りでの五目釣りも飽き始めてきたので、次回以降はジグを使ったりなど別の釣り方にもチャレンジしていきたいと思う。
本日のタックル
- ロッド:シマノ ミッドゲームSS 73 HH195
オモリ負荷も200号まで行けるので80号前後の今回の釣り、特にドテラ流しで体感の重さが重くなる場合に丁度良かった。中深場ぐらいにも対応できるし万能選手。
- リール:フォースマスター600DH
PE2号を使った小物釣りにはベストパートナーであった。中間速設定は13に設定。ちょうどよかった。
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