黒一丸からの仕立て船
毎年タコの解禁釣行を実施する6月1日であるが、今年は会社の知り合いの部署が仕立て船を出すとのことなのでそちらに便乗させてもらうことにした。
正直、6/1 はタコの解禁に行くか、イサキの解禁に行くか悩んでいた状況であるが、仕立て船なら気楽だし、別部署の方とも交流もできるということで仕立て船へ参加することとした。
船宿は金沢漁港の黒一丸である。
とりあえず、ウィリー五目とイサキの仕掛けを持って行けばいいだろうということで準備。もし、まったくアタリが無く暇になったらマダイの仕掛けでもぶら下げて一発逆転狙いでもするか!という軽い気持ちで釣行することにした。
台風1号にヤキモキ!
5/31の金曜日まで台風1号の影響か、風や雨が凄い状況であった。こりゃ1日ズレていたら中止になっていたなというレベル。
毎日のように台風情報と天気予報を睨めっこ。
どうやら、凪予報となるようだ。
シケ後の荒食いとなるか・・・それとも底荒れで全然ダメか・・・
2020年のワラサの時のようにシケ後の大食いを見せてもらえることを期待する。
いざ出船!シケ後の爆釣はいかに?
7:00am 船宿に集合!
黒一丸はシーサイドラインの野島公園駅から徒歩数分の金沢漁港から出船する。
シーサイドラインで電車釣行するのは久しぶりだ。金沢漁港と言えば忠彦丸などはチョイチョイタチウオなどでお世話になっているが、あそこは駅まで送迎してくれるので、シロギスで進丸に行ったとき以来だろうか。
まぁ、今は、昔と違って、シーサイドラインが京急の金沢八景駅直結しているので、たいして大変ではないのが良いところだ。
いつもどおりの京急1便に乗って船宿へと向かう。
7:30am 出船!1時間走って富浦沖へ!
さて、船宿に到着して手続きを済ませ、仲間たちにご挨拶をしたら出船だ。
今回はPE2 号を巻いたフォースマスター600DHとオシアコンクエスト200HGを準備した。浅場だったらオシアコンクエストで手巻きの釣りを楽しもうと画策。
とりあえず、リーディングLG 82H へオシアコンクエストを装着して準備完了!
定刻の7:30amに船宿を出発し、一路、富岡沖のポイントへと向かう。
8:30am 釣り開始!早々に爆釣!
富岡沖に到着。非常に海面も穏やかで釣りがしやすそうな雰囲気だ。
FL80号のサニービシ (FL60号に20号の増しオモリ) に2.5号のウィリー仕掛けで釣り開始。一番下の空針にはオキアミを装着。
指示棚は・・・90m から 80m・・・
おいおい、そんなに深いの?さすがに手巻きじゃ嫌だな・・・ということで、早速電動リールへとチェンジ。
最初から電動リール一本にしておけば良かった・・・
さて、気を取り直して、90mから80mまで50cmずつビシをシャクリながらステイ・・・シャクリながらステイ・・・を繰り返すとすぐに反応が!
このエレガントさの無いアタリは・・・サバか?
オマツリしないように全速力で巻き上げて来てみると・・・案の定サバ。
ただ、この時期のサバにしては太り方が良さそうだったので、もしものボウズ回避のためにキープそれから、サバの猛攻が始まる。サイズの良いサバはキープ。そうでないものはリリース。
そのうち、サバに交じって35cm級の良いサイズのアジがポツリポツリと混じり始める。
サバ、サバ、サバ、たまにアジ・・・
これはなるべくサバを食わさないようにしなくては。
仕掛けを激しく動かしたりコマセを撒きすぎたりするとサバが寄てしまうので、サニービシの上の窓をほぼ全閉め状態とし、指示棚の90mに到着したら1度だけ軽くビシを振って2mほど巻き上げてステイをする静の釣りを心掛けた。
すると、徐々にサバを回避しアジがメインで掛かるようになってきた。
30cm級はほぼ混じらず、ほとんど35cm – 40cm クラスのデカアジである。食べ応えはありそうだ!
12:00pm 剣崎沖吉野瀬へ移動!イサキ船団にジョイン!
こういう日は徐々に食いが落ちていくものだが、この日は全く減速することなく、アタリがバンバン来てくれる。
さてさて、アジもサバも十分釣った。十分すぎる量だ。
そのタイミングで船長が移動をしてくれた。どこへ移動するんだろう?と思いながら景色を楽しんでいたら遠くに船団が。
あ、あそこはもしや・・・
そう、剣崎沖の吉野瀬。6/1 の吉野瀬の船団と言えば、そう、イサキ。この時期のイサキは脂が乗ってて最高に旨い。白子も最高だ。
これはイサキ狙いだということで、ハリス1.5号の細い仕掛けに変更。水深20m – 15m という指示。
イサキは棚がボケると全く釣れなくなるシビアな魚。20mでピタリと止めて、しばらく仕掛けがなじむのを待つ。それから、チョンとアクションさせて30cm程度巻く。これを繰り替えす。
程なくして、キュンキュンというイサキ独特のアタリが!
これを待ってた!!2年ぶりの剣崎イサキ!!!最高!!
ここでグッとこらえて追い食いを狙う。今回はムツ針系の針を使ったのでバレにくい。追い食い狙いには最適だ。
程なくして巻き上げて来ると・・・イサキの一荷!トリプルである!それも25cm – 30cm 級の良いサイズ。これはメチャクチャ活性良いぞ!
それからも、20mから2m程巻き上げたことろでヒットが続く。
面白いのが棚で置き竿していても全然ヒットせず、たまにアタッたかと思うとアジがヒット。
ちゃんと、20mからチョン、チョン、と誘いあげてくると、18mぐらいでキュンキュンとイサキがヒットする。
以前に一之瀬丸の船長から「置き竿じゃ釣れないよ!」と言われたことが実感できるな。
そんなこんなでイサキの活性は沖揚がりの時間まで高くトータル20~30本のイサキが釣れてくれた。ウリボウサイズは全部リリース。20cmアップだけお持ち帰りという、多少強気の持ち帰りレギュレーションを設定しても余裕で10本以上お持ち帰りという非常に良い日であった。
トータルでサバ・アジ・イサキが60匹以上釣れてクーラー満タン!である
今回は電車釣行で購入したばかりのシマノフィクセルベイシス25Lを使っての釣行であったが、22Lクーラー満タンが個人で消費できるMAXだと感じた1日だ。また、これだけ満タンでも氷の持ちも良いため1日釣りレベルであればこのシリーズ、このスペックで十分に感じた。
これ以上は釣らない、持って帰らないということでこのサイズのクーラーにして正解だったと思う。
所感
今日は本当に素敵な大釣りの日であった。サバが結構邪魔をしてくることが多かったが、なるべくコマセを撒かない、なるべく優しく動かすを意識すると比較的アジが反応してくれた。
まさか、今回、剣崎沖のイサキができるとは思っていなかったので、非常に嬉しい限りであるが、イサキは棚を釣れとは良く言ったもので、あれだけ活性が良かったのに棚以外ではあまり喰ってこなかった。
メインの棚からやや外れると小ぶりなサイズが多かったので、デカイサキを釣るにはさらに棚にシビアになる必要がありそうだ。
また、ウィリー、オキアミどちらにも沢山アタッて来たが、オキアミの方が型が良いように感じた。
一度、カラー針に餌無しでもチャレンジしたが、多少釣れたもののやはりサイズは小さかったので、大型を狙うにはオキアミを付けるのが良いのかもしれない。
ハリスは1.5号、1.75号のどちらでも食いは良かったが、同行者が使っていた2.5号のウィリー仕掛けでは明らかにアタリが減っていたので、やはりイサキに細仕掛けは必要なのだと実感した。
またこんな日に出会えると良いな!
本日のタックル
- ロッド:ダイワ リーディングLG 82 H180 MT
ダイワの名竿リーディングシリーズのライトゲーム用。オモリ負荷はMAX100号という設計であるが今回は80号のサニービシを使った。コマセの振り抜きも良く、メタルトップの穂先が非常に多くの情報を伝えてくれる。ものすごい小さな小魚のアタリも出てくれるので微妙なアタリも全部手に取るようにわかるのが最高。ただ、結構固めなので、置き竿には向かない。アジが掛かった後も、手持ちにしてあげないとバレるので注意。
- リール:フォースマスター600DH (PE2号)
タチウオにはベストパートナーのコイツは今回も快調であった。中間速設定はアジに合わせて13としている。イサキ釣りではPE3号を使う人も多いが個人的にはPE2号で十分だと感じている。 23モデルも出たみたいなのでこれから買う人はコチラがいいかも。