仕立てでウィリー五目へ!
半年に一度ぐらいのペースではあるが会社の釣り好きの方々の仕立てに混ぜてもらうようになってきた。
会社の仕立てなので初心者も乗船するためマニアックな釣りはなかなかやりにくいということで、だいたい毎回、五目釣りとなるのが定番のようだ。
前回は黒一丸からデカアジ爆釣日&イサキ解禁日に当たりすごく良い思いをさせていただいた。
果たして今回は・・・ということで、今回は金沢八景から送迎アリの金沢漁港忠彦丸からの仕立てによるウィリー五目へと出船することにした。
忠彦丸といえばちょっと前の夏タチでショート船で52本釣った記憶があり、タチウオイメージの強い船宿であったが、沖のウィリーでも結構良い釣果を残しているようなので楽しみである。
準備。八景沖マダイ狙い?
忠彦丸のウィリー五目のページを見ていると、八景沖の水深20m前後でマダイが釣れているようである。
通常のコマセマダイで使うタックルであればハリスが10mとか12mとかを使うのだが、水深が浅いということもあり、今は6mハリスを使うようにという指示があった。
手元にあった10m仕掛けのうち4mをカットして使う。
2024年11/1号の「つり情報」に八景沖のマダイの特集記事があったので熟読しておく。基本的には底からハリス分プラス1m~2mの棚を狙うようだ。
ハリス6mなのでイメージとしては指示棚から3m落としてコマセを撒いて指示棚で待つような感じかな?
とりあえずマダイ狙いができるようにコマセマダイタックル(シマノフォースマスター2000とダイワリーオマスターSX)を準備しておく。
また、ウィリー仕掛けでアジやイサキなどを狙うようなので、ハリス2号~4号の市販のウイリー仕掛けを準備しておく。こちらの方は購入したばかりのライトゲームXR MH190 のデビュー戦としよう。リールはオシアコンクエスト200HGにPE2号を巻いた手巻きでチャレンジだ。
ビシはFL60号。あとは一般的な天秤とクッションゴム。これで準備万全だ!
いざ出船!雨の中でも頑張るぞ!
6:50am 船宿集合
いつもの京急1便を使って金沢八景駅へ。そこから送迎車をお願いし船宿へと向かう。金沢漁港の船宿で忠彦丸は送迎をしてくれるので電車釣行派には非常に助かる船宿だ。
7:20am 出船
出船前に木村船長が乗船者全員にレクチャーをしてくれる。非常にわかりやすい説明なので初心者もこれで安心だ。
基本的には上からの棚の指示と下からの棚の指示があり、マダイを狙う時は基本的には上からの指示となるそうだ。
まず初めに6mの仕掛けを使ってマダイ狙いからスタートとのこと。
いざ、出船だ。
ポイントは出船して15分程度の八景沖水深25m前後。まさに釣り情報で読んだ通りの場所である。
9:00am リーオマスターが水面に突き刺さる!
スタートはマダイのポイントということでリーオマスターSXを準備する。
閉店セールで旧モデルストック品を格安で購入したものだが最高のカーブを見せてくれる。見ているだけで気持ちが良いロッドだ。
こんな感じで2分~3分に一回の手返しでコマセを撒いていた。なお、今回はアミコマセにオキアミを混ぜたハイブリッドコマセで、FLのプラビシは上半分、下3mmほど開けて使っている状態だ。
基本に忠実に、指示棚(16m)を守って置き竿をしていると・・・
グングン!と穂先が引き込まれるようなアタリが!
久しぶりのアタリで焦ったのか合わせが弱かったのか、巻いている途中で抜けてしまった・・・あまり大きい魚の気配ではなかったので、アジかなにかだろうか・・・
気を取り直して同様に置き竿にして反対側の舷の人と談笑していると・・・
ゴンゴン!!グーーン!と穂先が海面に突き刺さった!
おお、これは良いサイズの魚だぞ?
慎重にアワセを入れて巻き上げて来る。といっても棚が16mとかなのですぐにビシは上がって来る。
ハリスを手繰り寄せるタイミングで船長がタモを準備。無事にタモに入ったのは・・・40cm満たないぐらいの良型のチヌ(クロダイ)だ!
10:00am ウイリーへ変更も激渋・・・
さて、朝1番でチヌが釣れてとりあえずお土産にはなった。
だが、これで満足してはいけない。
船長が、「デカアジ狙いに行きます」というアナウンスで別のポイントへと移動。このタイミングでウィリーの2号ハリス仕掛けに変更し、ロッドもライトゲームXRへと持ち替えた。
初ライトゲームXRである。無事に鱗付けをしたい。
さてさて、デカアジのポイントで釣りを開始。指示棚は底から3m。底から3mの場所でちょんちょんとコマセを振ってコマセを出す。そして待つ・・・
ところが、うんともすんとも言わない。
周りも誰も釣れていない状況だ。
う~む。これはちょっと厳しい状況か??
コマセが無くなるたびに何度も入れ替える。
そーっと誘いあげて・・・誘い下げて・・・としたとき、穂先に微妙に走る違和感。
おや?と思い、そーっと聞き上げてくると・・・グングングンというアジのアタリが。
そのまま釣りあげてくると・・・デカアジ・・・ではないが、25cmクラスの良型のアジである!
なんか、このロッド凄いな。これまでだと全然でなかったアタリや見逃していたような小さなアタリが結構穂先に出てくれる。これはかなり良いロッドだ。
無事に鱗付けも出来たことだしバンバン釣るぞ!!!と思ったのだけど激渋状態が続く。
他の魚のアタリがあっても良さそうなのだけど、残念ながらエサすら取られないような状況。こうなってはもうどうしょうもなさそうだ。
1:00pm ずーっと激渋
それからたまーにアジが当たってくれたりもするが激渋なのでポイントを移動を連発。五目船では珍しいクルーズ状況に。
それから意を決したように移動。船長は中の瀬のブイ周りをサーチして回ることにしたようだ。
中の瀬周りでもたまーに良型のアジが釣れたり豆アジがヒットしたりはするものの、なかなか良い群れにあたらない。
そんななか、私も少し飽きてきたこともあり、ウィリーを止めて6mのマダイ仕掛けに戻すことにした。
マダイ仕掛けであればある程度置き竿でOKだしその間に周りを片づけたりもできる。完全にお片付けモードとなってしまった・・・
2:00pm ラスト10分でリーオマスターが!!
いよいよ、ラスト10分の合図。
あーあ、クロダイ1匹とアジ3匹の釣果か・・・とマダイ仕掛けを置き竿しながらウィリータックルを片づけていると・・・
ゴンゴン・・・グーーーンとリーオマスターが海面に突き刺さった!!!!
おおおお!!
慌てずに合わせを入れて慎重に巻き上げて来る・・・おぉおぉ叩く叩く!!!これはマダイか!?
船長が横でタモを構えてくれる。
天秤を上げてハリスを手繰ると・・・おお!!!立派なサイズのクロダイだ!!!
終了前10分の奇跡!船長からもやったね!とお声がけいただきました!
サイズは40cmオーバーの良型。そして分厚く腹もパンパンで丸々とした旨そうな型である。
釣りあげて締めていて気が付いたのだが、こいつはクロダイではなく正確にはキビレ(キチヌ)という魚だ。ヒレが黄色いので見分けられる。
味としてはクロダイと同様でこの海域(沖)で釣れたものは非常に美味だとのこと。帰ってからクロダイとキビレの食べ比べをしてみようと思う。
全体としては非常に渋い結果であったが、最初と最後に大物が釣れてくれたので釣り自体の満足度としては非常に高いモノとなった。
本日のタックル
- ロッド1:ダイワ リーオマスターSX M-270
旧モデルが投げ売りされていたのでコマセマダイ用に速攻で購入。買ったは良いもののコマセマダイに行く機会が乏しくまだ入魂できていなかったのだが、今回の釣行でコマセマダイ入魂できて非常に良かった。軽いロッドなので手持ちで釣るにも丁度よく良かった。
- リール1:シマノ フォースマスター 2000
PE4号が巻いてあったのでそのまま使用。使い勝手としては悪くない。サイズ感も丁度良い。
- ロッド2:シマノ ライトゲームXR 73MH 190
愛用していたダイワのライトゲームXの後継品として購入。かなり安くなっており税込み3万円ちょっとプラスポイント沢山で購入できた。自身初のXRグレード。今回は渋くあまり使い込めてはいないが非常に繊細なアタリを穂先に出してくれるのが実感できた。他の釣りで使うのが楽しみである。
- リール2:オシアコンクエスト200HG
シドニーからの帰任祝いで購入した金ピカリール。今回はPE2号を巻いた。非常にシルキーでかつパワーも申し分なし。最高のリール。多少深くてもシルキーな巻き心地が気持ちよく、仕掛け回収がまったく苦にならない。今後もガンガン使います!
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