バスを駆使して筏釣りへ
金曜日の出張が終わり鳴門で1泊。
次の日の飛行機まで時間があったので、せっかくだからと鳴門のウチノ海に沢山浮かんでいる筏に渡船してもらいサヨリ釣りを楽しむことに。
とりあえず、現地でアミエビをゲットする必要があると、ホテル近くの釣具屋に電話をし、前日にお願いしてアミエビを解凍してもらっておく。
ウチノ海の筏といえばチヌ・・・だが今は真冬。チヌはシーズンではない。調べてみるとそこそこサイズのサヨリが釣れているとのこと。
鳴門駅近くのホテルから何とかして渡船をしている場所へバスへ行けないものか?と考えていたが、ホテル近くの釣具屋の前にバス停があることが判明。
そこのバス停から 6:40, 7:00 にバスが出ておりそれを利用すれば渡船場の近くまでバスで行ける。
今回お世話になったのは斎藤渡船さん。
こちらは、「岩上」というバス停の近くに渡船場があるためアクセスはかなりいい。釣具屋近くのバス停から7:00発のバスに乗っても 7:10 には渡船場に到着してしまう。
受付にて渡船料 4000 円を支払い筏に渡船してくれる。ウチノ海には沢山の筏が浮かんでおり、そのうちの一つに渡してくれるのだが今回はあいにくの強風。6mを超える風速であったため、なるべく釣りやすい筏に案内してくれた。
筏は大変シンプルで屋根と幌の壁があり、幌の風下側で釣りをすると風を受けない場所で釣りができる。また、(海にぼっとん形式ではあるが)筏の上にはトイレがありそこから用を足せるようになっている。
海にぼっとんで思い出したが、ウチノ海ではワカメ養殖が盛んで斎藤渡船さんも冬の時期はワカメ漁のため渡船を中止するとのこと。興味深いのは最近「海がきれい」過ぎてワカメの育成が悪いそうだ。海がきれいすぎるからワカメが育たない?と思ったのだが、どうも下水の浄化が進みすぎてワカメの育成に必要なチッソ・リンなどの有機物が海に流れてこないそうだ・・・なかなか海の生態系も現地の人の話を聞くと面白いな・・・
出船から10分~15分程度で筏に到着。今回は初めての筏釣りの私のためにマキエの作り方から釣り方まで事細かにレクチャーをしてくれた。大変優しいご主人であった。
サビキ・ウキ・泳がせ
基本的にはウキでサヨリを狙うのだが、サビキでアジもちょいちょい釣れているとのこと。
ということは、そのアジを泳がせてヒラメを狙えるのではないか?と淡い期待を抱いて、船からのLTヒラメ仕掛けを一つ準備した。
マキエを撒いてサヨリを集めている間にサビキでアジを釣る。はじめは全然釣れてなかったのだが、程なくして底から2mぐらいの棚でアジがコンスタントにヒットした。今回は泳がせのエサとしてアジを釣っているだけなので小型のアジを5匹程度釣って泳がせ釣りをスタート。
泳がせてしばらくの後にエサのアジが暴れまくる。
お?これは?と思って待っていたが程なくしてアジがおとなしくなる。
やられたか?と思って仕掛けを上げてみるとアジの頭に歯形がある状態となっていた・・・くそぅ、これはヒラメじゃないか・・・もう一度アジを投入して待つがアタリはない。
とりあえずサヨリを釣ろうとサヨリの仕掛けを準備。
サヨリの仕掛けは4.5mの延べ竿に市販のウキ釣り仕掛けをセット。ハリスは0.8号の袖針6号。エサは小型の生オキアミ。
最初は全然アタリもなかったのだが、ウキ下を調整したり試行錯誤をした結果、ウキ下1ヒロ~1ヒロ半でアタリが出るようになった。
サヨリというとエンピツサイズとかの小さいものは見たことがあるがここのサヨリはデカい。20cm以上のサヨリがゴロゴロ釣れる。これは楽しい。
ただ、当たり始めるとコンスタントに釣れるが、ちょっとマキエをさぼると釣れなくなる。そうなると一からサヨリを集めなおしとなるのだ。ぐぬぬ。サヨリ釣りは忙しいな。
そうやってサヨリ釣りに夢中になっていると、ゴンゴン!という音が別の方から・・・泳がせの竿にガンガンアタリがあるではないか!
そっと竿を持ってアタリが強くなった瞬間に一気に合わせると・・・
乗った!これはいい引きだ!
上がってきたのは44cmのナイスサイズのヒラメ!
これは嬉しいゲストである!思惑通りに泳がせでヒラメが釣れるとは思ってなかったので最高の気分であった。「ウチノ海最高~」と思わず叫んでしまった。
満足の釣果もベテランの上手さに唖然
そんなこんなで釣果はサヨリ10匹とヒラメ1匹、あとはカサゴが1匹。
7:30 ~ 14:00 の釣行でまぁまぁの釣果かな?と思っていたら同じ日に別の筏に乗っていたベテランさんは違った!
なんと驚きの釣果 167匹!ほぼ同じ時間でこれはマジですごい!思わず写真を撮らしてもらった!
本当なら斎藤渡船さんからバスでホテルに帰り、荷物をピックアップしてバスで空港まで向かおうかなと思っていたら、ベテランさんが同じ方面だからと空港まで送って行ってくれた。
なんて優しい人たちなんだ!徳島県最高!
そんなこんなで出張ついでの鳴門釣行だったがヒラメもつれて大変満足であった。今度は是非ともチヌのシーズンに訪問したいものである。
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