初めての電動リールは何でも対応できる1台を!
電動リールを選ぶのは難しい。特に釣りを始めたばかりの方々はどのメーカーのどの機種のどの大きさ(番手)のものを選ぶのか迷ってしまう。
電動リールのスペックの見方や全体的な選び方については以前に書いた記事が結構好評いただいているのだが、知り合いから「1台で色んな釣りものにチャレンジしたいとしたら結局どれがいい?」と疑問をぶつけられた。
同じように悩んでいる人もいるだろうなと、この記事を書くに至ったわけである。
安くない買い物なのでとりあえず1台で色んな釣りものに対応できるリールのおすすめを自身の経験をもとに紹介したい。
ライトメインならダイワ200番/シマノ600番
結論からいうと東京湾近郊でライトな釣りを中心に楽しむならPE2号が300m、PE3号が200m巻けるダイワ200番 / シマノ600番クラスが汎用性が高くておすすめである。
このサイズであれば、PE2号を使ったタチウオ、ウィリー五目、イサキ、アマダイ、ヒラメなどの主な釣りものに対応できるし、PE3号を巻けばコマセマダイやビシアジなどの釣りもOKだ。
近年のライト化の流れ(なるべく軽い仕掛けを釣りをする流れ)がさらに増えてくると考えられるのでまずはこのサイズがベストバイだろう。
ただし、より太い糸を使う必要のあるワラサや落とし込み、あるいは、より深場を狙うようなヤリイカ、スルメイカなどをやる予定の人はダイワ300番/シマノ1000番クラスを買ってもいいが、個人的にはライト用にダイワ200番/シマノ600番クラスを1台、そして、深場・青物用にダイワ400番/シマノ2000番クラスを1台準備するのが良いと思う。マジで。
ダイワ?シマノ?おすすめモデル!
とりあえずサイズはダイワ200番/シマノ600番クラスということで、あとは機種選定だが、これは予算次第となる。
ダイワの中級モデルであったはずのレオブリッツ200Jは2023年のモデルチェンジでかなり機能アップを果たし最上位モデルにも劣らないレベルとなったのでオススメなのだが実売価格5万円 ~ 6万円程度とやや高額になってしまった。最上位モデルのシーボーグ200Jと1万円ぐらいしか差がない・・・
ここらへんで予算オーバーなのであればシマノのコスパ最強電動リールであるプレイズをオススメする。アンダー4万円で買えることもありお財布に優しい。
個人的にレンタルでタチウオ釣りに一度使ったことがあるがコンパクトで非常に好印象であった。
ただ、やや古いモデルなのでもしかするとモデルチェンジするかもしれない。そうなってくると機能はアップするだろうが値段がアップする可能性もあるのが悩ましいところ。予算が少ない方は早めに購入されることをオススメする。
なお、シマノには中級モデルとしてフォースマスター600というリールがあるが、指1本で操作できる「タッチドライブ」というやや特殊なスイッチとなっている。私はこれを使っており、非常に使い勝手が良く気に入っているのだが、タッチドライブを嫌う人も結構いるというのが現状だ。
2023年モデルでかなり使い勝手が増したようであるが、とりあえず無難なものが良いのであれば、シマノのプレイズ600か、ダイワのレオブリッツ、シーボーグを選ぶのが良い。
中古という手段も
ここまでは新品のリールの話をしていたが、予算がどうしても足らないのであれば中古という手もある。私は実はフォースマスター600DHをヤフオクで購入しているが全く問題なく使えている。
新品実売価格6万円のところを4万円以下で購入できた。
中古を買う時に注意するのは「総巻上距離」と「通電時間(使用時間)」である。
基本的には両方とも少ない距離、少ない時間のものの方が状態が良い。目安としては通電時間が100時間以下、巻き上げ距離は50km以下のものが良いだろう。
これは、シマノの保証規定(通電時間200時間以下、総巻上距離100km以下)の半分の値ということで個人的な目安としている数字である。
特に新モデルが出たばかりの状態の良い旧モデル中古は結構お安く手に入るので中古で買うという手段も検討してみて欲しい。
結論
現時点において関東圏で最初に購入する電動リールとしてのオススメは、
予算 8万円まで:ダイワ シーボーグ200j
予算6万円まで:ダイワ レオブリッツ200j
予算4万円以下:シマノ プレイズ600 or 中古
となる。
個人的にはレオブリッツ買うぐらいならちょっと足してシーボーグ行きたくなるし、そこまで出せないのであれば、レオブリッツやシーボーグを中古で買うというのが良いと感じている。
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