釣行日:2025年4月29日 (祝)
天候:晴れ (最高気温21℃)
潮回り:大潮(満潮:10:24 /干潮:4:03)
釣果:タチウオ6本
玄界灘タイラバは時化で断念・・・代わりにタチウオへ!
3月4月は仕事に家庭に非常に忙しくなかなか釣りに行く機会を作ることができなかった・・・
4月の1か月間1度も釣りに行かないというのは近年の自分からするとなかなか珍しくそれほどまでにいろいろとあった1か月であったが、ようやくGW休暇に突入することができた。
GWは例年通りに実家への帰省も兼ねた玄界灘タイラバへ釣行するのであるが、ここ数年時化のため出船中止が重なり、もう3年も玄界灘タイラバへチャレンジできていない。
ブログを見返すと最後の記録が2022年のGWである。
この時も4月29日に予約を入れたのであるが時化で中止。リベンジに5月5日に入れなおして何とか釣りに行くことができた。
今回も4月29日に予約を入れたのだが・・・残念ながら時化で中止となってしまった。
私がいつもタイラバでお世話になっている「海皇丸」はあまり無理な出船はしないので安全意識が高く敷居が低い船宿であると感じており個人的には非常におすすめの船宿だ。
今回は外洋は時化ているようだが風は弱まる予報なので湾内のタチウオ釣りには出船できるとのことなので、急遽タチウオの道具を準備して挑戦することとなった。
博多湾のタチウオは東京とは違うよ!
博多湾でもタチウオはテンヤを使ったテンヤタチウオで狙う人が多いターゲットであるが、東京のテンヤタチウオとはスタイルが大きくちがう。
まず、博多湾では水深は20m前後がほとんど。水深50m超えを狙うことも多い走水沖よりもかなり浅いポイントだ。
そして、船はドテラで流す。そのため釣り人は片舷に並ぶ形で釣りをする。
タックルはやわらかめのタックルでほとんどの人はタイラバロッドを流用している。東京湾のようなガチガチのロッドでガンガン叩くような釣り方はほとんどされていない。
むしろタイラバのように着底したらゆっくりと一定速度で巻き上げたり、途中軽く誘いを入れたりする程度の誘いで釣ることが多い。
イメージとしては天秤タチウオのような釣り方に近い釣り方である。アタリがあっても即アワセをせずにググっと食い込むまで待つようなそんな釣り方である。
今回はタイラバロッドも持っていっていく予定なので博多湾スタイルで攻めようかとも思ったのだが、個人的には掛けにいくテンヤタチウオが好きなので、博多湾でも東京湾スタイルを応用した掛けのタチウオ釣りをやってみようかと思う。
ちなみに、今回は博多湾タチウオ2回目の釣行である。
いざ出船!目指せ3本!
7:00am 出船
朝まで強風の予報であったので海皇丸はやや遅めの7:00amに東浜漁港より出船。
ポイントはほんの10分程度の場所である。非常に手軽に釣りができるので博多湾タチウオは初心者の入門にもおすすめである。
ただ・・・近況はあまり芳しくなく・・・ここ数日は船中10本程度という状況が続いているようだ・・・さて、東京湾スタイルの釣り方はここでも通じるだろうか・・・
7:15am 釣り開始
さて、釣り場に到着。沖が時化ているせいか、タイラバからタチウオに切り替えた船たちで船団ができている。
朝はまだ風が残っているので15号のテンヤをセットして釣りを開始。基本的にはバイブレーション的な叩きもしくはトゥイッチを入れるような釣り方をするのであるが、ドテラで船がどんどん流されていくことでテンヤが浮いていくことを考慮しながら、ほぼリールは巻かずにその場で誘いを入れるような釣りを心がけてみた。
最初の2~3流しは反応なしであったが、その後、同様の釣り方をしていると、クククッという引きを感じた。すかさず合わせを入れてみたが乗せ用にフックが小さく作られているせいか、なかなかうまくフッキングしない。
気を取り直してもう一度投入しなおして同様に誘うと、ググっと大きく持っていかれたのですかさずアワセ!
乗った!いい感じのナイスサイズ!
10:00am 厳しい時間が続くもぽつぽつと
それからも東京湾スタイルを貫いて叩き&トゥイッチで誘いを入れまくる。
ドテラで流れていくのでどんどんテンヤが遠くなっていくが遠い場所にある時は特に強めに誘いを入れないとテンヤが動かない。
とにかくテンヤを動かすことを意識して誘い続ける。
幸いにして手巻きであること水深が深くないこと、そして、テンヤが15号と非常に軽いので辛さは全然ない。
とにかく頑張って誘い続けると・・・フワっとした食い上げのあたりが。
ただ、このテンヤ、やはりフックが小さい&ダブルフックのせいかなかなかアワセが効かない・・・
合わせた!!!と思ったタイミングで2回連続高切れを起こすという不幸な事故もあった。リーダーからスッパリやられているのでタチウオの仕業か?と思うのだが、おそらく、道糸が斜めになっていて泳いでいるタチウオのお口にインしちゃったんだろう・・・大事なテンヤが2本消える。
それでも2本のタチウオを追加したタイミングで、郷に入ればと、タイラバロッド&乗せスタイルに変更することにした。
11:00am 乗せスタイルに変更
乗せスタイルではとにかくテンヤを遠くに流してかる~く誘いを入れながらステイさせて食わせることに意識を集中させた。
テンヤは10号に変更。ほどなくしてがつがつ・・・がつがつ・・・という食い込むあたり。
じっくり待って・・・待って・・・おい、食い込まないぞ・・・
明らかにタチウオが咥えているのはわかる。でも・・・食い込まないぞ・・・
仕方なくエイヤと合わせてみても案の定乗らない・・・
12:00pm 掛けスタイルに戻すとアタリ連発!
それからしばらくしても乗せスタイルだとどうしょうもないので、掛けスタイルに変更。ただ、テンヤを大型のシングルフックがついているダイワの船タチウオテンヤ15号に変更。
これであれば東京湾のイメージ通りにフッキングするはず。
昼になるとさらに風が弱まりテンヤがあまり流れないようになる。これはチャンスとバーチカルな攻めを展開する。
指示棚はそこから3m~6mとのことなので、着底後に3mまで巻き上げてからバイブレーションを実施。20回くらい叩いたらピタッと穂先を止めてアタリを見る。またバイブレーション。
その時、穂先がふわっと浮いた!ここだとバシっと合わせを入れると、がっつり乗った。
大型シングルフックなのでフッキングさえすればばれる心配は少ない。巻き上げてくると・・・ナイスサイズのタチウオ!
それから同様のやり方で誘いを入れ続けた。
投入後道糸が立っているときはバイブレーション。ある程度流れて角度がついたらトゥイッチ。
この釣り方で最終的には2本を追加し、1:30pm の沖揚り時には6本でフィニッシュとなった。
感想
久しぶり2度目の博多湾テンヤタチウオであったが今回も我を通して東京湾スタイルで挑んでみた。次回チャレンジする機会があればより重めの20号ぐらいのテンヤも準備しておいてよりバーチカルに攻めるような釣りをやってみたいと思う。
また、本来であればタイラバタックルで天秤タチウオのようなしなやかな釣り方で釣りをするのが流儀なのでそちらの流儀で通してみる会をやるのも面白そうだ。
そういえば・・・天秤タチウオを東京から輸入したらどうなるのか?というのは気になっている。ドテラで流れるが40号ぐらいの天秤タックルで釣ってみるのも面白そうだ。船長が許してくれるなら・・・であるが・・・
本日のタックル
- ロッド:ダイワ リーディングLG 82 H180 MT
ダイワの名竿リーディングシリーズのライトゲーム用。博多湾では柔らかめの竿を使うことが多いようでこのような硬調の竿を使っているのは自分だけであった。ただ、テンヤの操作は非常にやりやすく、攻めの釣りをするのであればこのロッドは抜群に良い。
- リール:オシアコンクエスト200HG
シドニーからの帰任祝いで購入した金ピカリール。今回はタイラバ用にPE1号を巻いていたのだがそれをそのままタチウオ釣り用に流用した。非常にシルキーでタチウオが掛かった後のパワーも申し分なし。最高のリール。
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