釣りフェスに久しぶりに参戦!
毎年1月になるとソワソワし始めるのは各社の新製品が発表されるからだ。その新製品発表の中核となるのが釣りフェスティバル(旧フィッシングショー)だ。
2025年は1/17 (金) – 1/19 (日) の3日間開催されるとのことなので、人の比較的少なそうな金曜日の午後を狙って釣りフェスティバルへ参戦してきた。
最後に現地に行ったのは2020年の釣りフェス。ちょうど、コロナが始める直前最後の釣りフェスだ。それからは、オンライン開催になったり、私自身がオーストラリアへ出向していたりなどしていて中々訪れる機会がなかった。
そして、2025年。5年ぶりとなる釣りフェスへ参加することにした。
注目の製品
以前は釣りフェス当日に各社の新製品が一斉にお披露目されていたのだが、近年は、ダイワは釣りフェスの開催とは関係なく逐次新製品情報を出すようになったし、シマノも釣りフェスの1週間前には新製品情報を出すので、ある程度事前に見たい新製品を決めて行くことができる。
そうはいっても、当日に発表される新製品もあったりするので、サプライズ的な楽しさも依然として残っている。
今回、事前に把握していて、是非とも見てみたいと考えていた新製品を中心に釣りフェスで実際に触ってみた感想をメモしておこうと思う。メモしておかないと実際に買う時にまた悩んじゃうからね・・・
注目の製品:ロッド
シマノ ミッドゲームXR
シマノの船竿であるミッドゲームCI4+の後継機種である。今回は対応する錘の幅が広がったのと、デザインが一新されてカーボンモノコックグリップが搭載されたので注目株である。
自分としては現在持っているミッドゲームSS 73HH の後継として検討をしている。現在ライトゲームXR 73MH を持っているので、基本的には80号以上のオモリ、特に130号のビシアジや100号-150号前後の胴付き系の釣りに利用することを考えている。
そうなってくると、73H (オモリ負荷50-200)、73HH (オモリ負荷50-250)、82H (オモリ負荷 50 – 200) の3機種がターゲットだ。
現地で実際に 73H, 73HH, 82H にオモリをぶら下げてみたが、73H は 130号ではやや曲がりすぎる印象で、なんとなく、80号-100号ぐらいが丁度良さそうな印象。
一方で、73HHは 130号ビシを吊るすと非常にいい感じ。ビシアジにはピッタリな印象だ。また、82Hにも130号を吊るしてみたが、あまり82という印象は少なく、ほぼ73HHに近いような曲がりをしていた。
説明員の方とお話ししていても、73HHと82Hは結構似通っているらしく、ビシアジのオモリであれば、どっちを選んでも似たような釣り味になるとのことだ。
また、オニカサゴ釣りなどには、73HHの方を勧められたので、自分が買うなら 73HH になりそうな予感だ。
ここら辺は、実際に店頭に並び始めてから、再度検討しても良さそうだ。
アルファタックル アルファソニック別誂きす
このロッドは「へた釣り」さんのSNS・Webページでの発言で知った逸品である。見た目は和竿のデザイン。中身は先端テクノロジーを搭載したロッドという位置づけの竿である。
私はペン持ちで釣るのが好きなのであるがリールシートも非常にペン持ちがしやすそうな構造となっている。
ロッド自体も非常に軽く、先調子に仕上がっているが、自分が持っているベイゲーム キス Hほどガチガチな印象はなく、非常に誘いがしやすそうでかつ、アワセが決まった後の釣り味も非常に良さそうな、個人的には多分ハマると思われるロッドだ。
唯一のネックは価格。定価が4万7千円・・・
この金額であれば極鋭キスにもう少しで手が届くな・・・とか考えてしまう。
買うかどうかは・・・実売価格にもよる・・・3万円切ってくれたらなんとか・・・という感じ。
ダイワ リーオマスター
ダイワのコマセマダイロッドであるリーオマスターがモデルチェンジ。私は2世代前のリーオマスターを持っているが、今回のリーオマスターはデザインも含めてがらりと変化していた。
これまでのリーオマスターはフルチューブラであったが、今回のモデルはロッドの1番(半分より先端側)がカーボンソリッド、2番がチューブラという設計になっており、穂先はしなやかに、バッドはパワーをもった設計となっている。
実際に80号のオモリを背負わせたのだが非常に綺麗なカーブを描いてくれて見ているだけで美しい!
フロントグリップ部分もこれまでのリーオマスターとは違いグリップテープ仕様となっており、最高のコマセマダイロッドに仕上がていると感じる。
さらにはこのデザイン。手元のロッドキーパーを付ける部分がアルミなのだが、このカラーが桜色のピンクカラー!
これは、このデザインは最高。このデザインにするのにかなり勇気がいっただろうなぁ。この差色は色合いを一つ間違えるとチープな印象となっていまう可能性もある。非常に悩ましい作業であっただろう。
釣りフェスの現場にはこの商品の企画をされた方が案内員をされていたので、話を聞いてみたのだが、この製品に対する熱い思いが伝わって来て、一発でこのロッドのファンになってしまった。
私自身もモノづくりの会社にいるのであるが、モノづくりに込める想いというのは、やっぱりそのモノの質となって表れて来るのだなぁと改めて実感した。
ダイワ 極鋭LG
ダイワのライトゲームシリーズの極鋭クラスがリニューアル。これまでは極鋭コンセプトゲームとしてラインナップされていたのが LG (ライトゲーム) となって新登場だ。
近年のダイワは「リーディングLG (ライトゲーム)」「リーディングMG (マルチゲーム)」のように、LGコンセプトとMGコンセプトの2コンセプトに汎用ロッドのブランドを集約しているようである。
昨年に極鋭MGが登場したので、そろそろ極鋭LGが出るのではないか?と考えていたのだが、釣りフェスの当日にアップデート情報があったらしく、私は現場で見て初めて知った。個人的サプライズである。
最近はライトゲームXRをメインで使っているので、まだまだ新しくするつもりはないが、ライトゲームロッド使いとしては、いつか、このロッドで釣りをしてみたいものだと考えている。
なお、こちらも企画されている方と話をしていて知ったのだが、MG(マルチゲーム) コンセプトの方は、東京のような年中同じ釣りもので船をだしている地域というよりは、地方で良くあるシーズンによって釣りものを変える船宿において、客が同じロッドで全部やりたいというニーズに答えることが主目的のようである。
確かに、玄界灘で良く使う船宿は、春はイサキ、夏は夜イカ、秋は落とし込みなどと様々な釣りものをやるが、常連さんは全部落とし込み用のロッドを使って楽しんでいた。
注目の製品:リール
シマノ ツインパワーXD
言わずと知れたシマノのNo.2ブランドツインパワーシリーズのマグナムライトシリーズ版である。
この機種についてはルアー界隈の人たちが沢山レビューすると思うので、ド素人の私としては割愛したいが、実際に現場でリールを巻いてみると、あまりのスムーズさにウットリとしてしまう。
現地では、ステラ、ツインパワー、ツインパワーXDと3機種が並んでいたので、巻き心地やデザインなどをじっくりと吟味することが出来た。
ステラは、もう、いつかは欲しい、高嶺の花。
頑張れば届くかも?しれないツインパワー&ツインパワーXDという感じだ。
この次元にくると、もう、私が四の五の言うのはおこがましい。
シマノ アルテグラ
2025年にモデルチェンジしたアルテグラ。
詳細はこちらの記事に記載させていただいたが実際に現物を触ってみて非常に驚いた。
正直な感想、え、これがアルテグラ?メチャクチャいいじゃん!である。
事前の情報をベースにストラディックにするかアルテグラにするか考えていたが、まぁ、ストラディックかな?という印象を持っていたのだが、実際に現場で触ってみて印象ががらりと変わった。
デカい魚狙うんじゃなかったらアルテグラでいいんじゃね?
むしろ、キスとか一つテンヤとかの船エサ釣りぐらいなら、アルテグラ神コスパじゃね?
デザインも自分の持っている17アルテグラよりも随分カッコよくなった。実際に手に取ってみても、その質感が素晴らしい。
そりゃ、巻き心地としては、ヴァンフォードとかの方が全然良い。良いんだけど値段考えるとアルテグラが神コスパなのは間違いない。
買ってしまいそうだ・・・
ちなみに、アルテグラという商標はリールだけでなく、自転車のパーツにも使われているようだ。
自転車好きの友人から、「アルテグラってリール高いんでしょ?」と聞かれたことがある。シマノの自転車パーツブランドではアルテグラはNo2のブランドのようだ。
まとめ
今回は2025年の釣りフェスティバルで実際に触った新製品のレビューをメモ書きとして残しました。
個人的には新製品以外にも釣り具屋で中々触れなかったロッドをじっくり触ってみたり、普段はあまり対象としてないヘラ釣り、タナゴ釣り、渓流釣りなどの釣り道具にも触れ、日本はなんと魚釣り大国なのか!と改めて実感した。
和竿なんかもじっくり見せてもらえて非常に勉強になった。
個人的には、
- シマノ ミッドゲームXR
- シマノ アルテグラ
については実際に購入しようかと考えている。他製品については予算見合いかな・・・?
コメント