憧れの竿リーディングライトゲーム
船釣りを始めたばかりの頃。初めて船宿のレンタル竿ではなくて自分のロッドを買おうと日本橋のキャスティングに行ったことを昨日のように思い出す。
当時の私は東京湾で手頃なライトアジやマゴチ、夏の浅場天秤タチウオをやりたくて竿を選んでいた。
予算が1万円ちょっとということで、有名メーカーではダイワのライトゲームXかシマノのライトゲームBBぐらいしか選ぶ余地はなかった。
だけど、店員さんが「ぜひ持ってみてください!」とダイワのリーディングライトゲームを持たせてくれたのだ。
その時のデザインのカッコよさ、軽さ、持った感覚・・・このときから私はダイワリーディングを憧れの竿と想うようになったのだ。
満を持してのモデルチェンジ
それから月日は流れた。ライトゲームX 73MH からスタートした船釣り人生は、キス竿、カワハギ竿と専用竿が増えた後でも第一線で活躍してくれている。
それでも、そろそろ使い始めて5年が経とうとしているところなので、次買い替えるのはリーディングライトゲームがいいなーと日々想いをはせていた。
そんな矢先、リーディングMG(マルチゲーム)というロッドが新発売となった。
このロッドはややロングレングスである程度パワーのあるロッドラインナップであるのだが、これが出たということはもしかして・・・?
と思っていたら案の定、2023年にリーディングLG(ライトゲーム)という名前で憧れのリーディングライトゲームがリニューアルをした。
出典:https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/fune_rd/leading_lg/index.html
リーディングLGのラインナップ
リーディングLGは一般的なライトゲーム汎用竿であるので非常に幅広いラインナップがされている。
出典:https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/fune_rd/leading_lg/index.html
大きく、64調子、73調子、82調子の3調子がある。73調子にはMT(メタルトップ)を搭載したモデルとそうでないモデルがあるが感度重視であればMTモデルが欲しいところ。82調子は全てMTモデルのようだ。
対象魚に合わせた選び方
東京湾でのライトゲーム全般に合わせるなら73MHを購入しておけばまず間違いない。
私も現在手持ちのライトゲームX 73MH を東京湾のライトゲームで多用している。
具体的には、ライトアジ、イシモチ、マゴチ、夏場天秤タチウオ、アミ五目(イナダ)、イサキ、ウイリー五目などである。
このうち、イサキやウイリー五目などの誘いが重要で錘負荷が60-80号前後の釣り物、やや深場のタチウオの場合はシマノのライトゲームSS 82H を使用していたが、先日のテンヤタチウオ時に破損しお亡くなりになってしまった・・・
この後継を買おうと思うとすれば、リーディングLGの82H-180MTとなる。
ただ、ライトゲームSSの82H調子であれば錘負荷がMAX100号となっている一方で、リーディングLGの82H調子は錘負荷がMAX80号となっているため、リーディングLGの方がより柔らかい印象となるのではないだろうか?
ライトゲームXとライトゲームBBの違いでもそうだが、ダイワのロッドの方がグラスが多く柔らかいことが多いので、同じような印象で使うのであれば、リーディングMGの73調子を買うのが良さそうだ。
出典:https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/fune_rd/leading_lg/index.html
ダイワのサイトにある程度の対象魚が書かれているが、地域や釣り方によっても異なるなどしているので、自分の地域での釣り方に合うかどうかを事前に調べることをオススメする。
例えば、タチウオと書いてあるのも、天秤なのかテンヤなのか、浅場の夏なのか深場の冬なのかによっても変わるし、落とし込みも玄界灘のヒラマサを狙うようなものはおそらく対象外だ。
実売価格や在庫状況
さて、ようやくリニューアルしてくれたダイワリーディングLGであるが、昨今のコロナの影響もあってか、釣具全般が在庫薄となることが多く感じる。
リーディングLGのような汎用竿は対象者のパイも大きいのである程度潤沢に在庫を準備してくれているとは思うのだが、欲しいときに買えないというのは最悪である。
2023年6月時点で楽天やAmazonで調べてみると比較的在庫はあるようで、価格も3万円台前半、安いモデルでは2万円台とかなりオトクな値段で買えるようだ。
私が欲しいリーディングLG 73MH はメタルトップモデルも通常モデルもまだまだ在庫はありそうなので少し悩んでみてからの購入を考えようと思う。