ただいま東京湾!
1年間のシドニー赴任を終えて無事帰国したのは桜満開の4/5のことである。
流石に帰国後すぐに家族をほったらかしで釣りに行くわけにはいかないので、翌週末の4/13に釣行を決めた。
春の東京湾と言えばメバルやマダイ、遠征五目など色んな種類の魚種で迷ってしまうのだが、帰国一発目となればマゴチは外せないだろう。
マゴチと言えばこの時期はいつも羽田かみやから出船する。思えばシドニー赴任前の昨年3月に最後に釣行したのも羽田かみやからマゴチであったな・・・
釣行予定日の翌日はマゴチ釣り大会のため乗合船休船ということで4/13で丁度良かった。きっと手練れ達は釣り大会に出るだろうから、ゆったりと釣りができる可能性大だ。
最高の釣り日和
釣り当日はやや風は残るものの天気も良く最高の釣り日和である。
久しぶりの羽田かみや。夏も近いのか6時にはもうかなり明るい。
今回はシドニー帰任祝いで買った金ピカリールことオシアコンクエスト200HGのデビュー戦でもある。オーストラリアから買ってきたド派手なサメシャツを着てのチャレンジだ!
今回も手持ちと置き竿の2本竿で挑む。前回の釣行では置き竿の方にメインにアタリがあったので、今回も置き竿は必須だろうと判断。
置き竿のライトヒラメBBの方にベイゲーム150DHをセッティングし、オシアコンクエストを手持ち竿のライトゲームX 73MH にセット。
オシアコンクエストの高級感にライトゲームXのリーズナブル感がなんとなくアンバランスな気もするが、個人的にはこのロッドが一番マゴチ釣りに向いていると思っている。
さぁ、準備万端だ!
いざ出船!目指せ3本!
7:30am 出船!
定刻に船は桟橋を離れる。今回も君津~富津~海保あたりを狙うようだ。1時間ほど走る。
最近エサのサイマキエビが高騰しているようで、従来1匹100円だったのが2匹300円と1.5倍に高騰している。
マゴチ釣りはサイマキをいかに使うかがキモなので臆せずバンバン使っちゃおう!
8:30am 釣り開始!早速アタリが!
さて、1時間ほど走ってポイントに到着。やや風が強い中のスタートだ。
水深は20m程。置き竿をセッティングしたのちに、手持ちを入れる。起伏の少ない地形なので置き竿の方は頻繁に棚取りをする必要もなさそうだ。
手持ちの方は逆に20秒に一回は棚取りをする。これが誘いになるのだ。
最初の流しで置き竿の方に変化が・・・あれ?と思うとグングン!と引き込む!
よっ!っと合わせてみると・・・空振り。ハリス切れ。スパッとやられているのでフグかしら?
このサイマキ高騰の中のフグの猛攻は避けて欲しいところだ・・・
しばらく釣っても誰もアタリが出ないので小移動。
このポイントに入った瞬間、置き竿の方にアタリが!
クン・・・・・・クンクン・・・
まだだ、全然まだだ。このタイミングではない・・・
あれ・・・?いなくなった?
エサだけ取られている・・・
どうして?いや、あのタイミングで合わせても掛からないだろう・・・う~ん・・・
このようなやり取りが2回ほど続きサイマキがどんどん消費されていく・・・
9:00am 待望の1本!連チャン!
もしかすると、あまり待たない方が乗るのでは?という考えが浮かぶ。
次アタリが来たら早めにアワセてみよう!
そう思った矢先、置き竿の方に不自然な動きが・・・
クン・・・クン・・・・クックン・・・エイヤ!と合わせを入れると、
乗った!!!!!!!!!
水深が浅いのですぐに水面までコチがやってくる。船長にタモ入れしてもらい無事に1本目をゲット!
1本目のやり取りをしている際に手持ち竿を置き竿にしておいたまま、置き竿の方の仕掛けを再投入し、さぁ、手持ち竿で棚取りをしようとすると・・・あれ?重いゾ?根掛りか??
いや、マゴチだ!!!
大慌てでガッツリアワセを入れるとこちらも乗った!!!!
幸先が良い。今日は早合わせが良いのかも???
10:00am アタリ頻発もスカ連発!
それからというもの、置き竿の方にコンスタントにアタリが出るようになる。
ところが・・・最初の2本が早合わせでキマッたためか、なかなかじっくりと待てない体になってしまう。早合わせが過ぎて5回以上もスカをしてしまう。
これはまずい・・・と瞑想し心を落ち着かせる。
潮が変わって魚の調子が変わったのだ。きっとこれからはじっくり食い込ませアワセが必要なのだろう。
そうやって心を落ち着かせる。マゴチ釣りは本当に自分の精神との闘いである。
またしても置き竿にアタリ。
すかさず、ロッドキーパーからロッドを外す。落ち着け落ち着け・・・
クン・・・
クンクン・・・
じっくりとやり取りをする。実際には30秒程度のことだろうが、5分にも10分にも感じられる。この時間こそがマゴチ釣りの醍醐味だ。心拍数が跳ねあがる。
クンクン・・・
これまでは優しいクンクンだった刺激に金属的なニュアンスが入り始める。
クン・・・グングン・・・
ここだ!!!!
よいっしょーーーーーーーーー!
乗ったーーーーーー!
無事に3本目のマゴチをゲットである。
12:00pm 小康状態に・・・
この調子でアタリも(ほぼ置き竿だけだけど)コンスタントに続き、6本のマゴチをゲットすることが出来た。
このタイミングで小康状態に。誰もアタリが出なくなる。
仕方ないのでランチタイム。このタイミングでサイマキは18本近い消費量であった。
ラスト2時間。あと1本は追加したいね!
2:00pm ラストスパート!
それからも、アタリがあれば必ず置き竿。手持ちには全くアタらない状態が続く。
なんとしてでも手持ちロッドに装着しているオシアコンクエストを使いたい・・・その思いが通じたのか久しぶりに手持ちロッドの方にアタリが来る。
クンクン・・・徐々に大きくなり、グングンと引き込むアタリに。まるでお手本のようなマゴチの引きだ。これならば合わせるタイミングはバッチリ分かる。
ここだ!
流石オシアコンクエスト。シルキーな巻き心地を維持したままパワフルにマゴチとやり取りができる。やはりこのリールを買って良かったな。7本目ゲット!
そして、最後の最後で置き竿の方にアタリ。
置き竿をキーパーから外してじっくりと食い込ませる。午後になればなるほど食い込みまでの時間を要するようなアタリが多い印象だ。テンションを掛け過ぎず緩め過ぎず・・・
ここだ!と合わせた瞬間、しっかりとアワセが効いたのが分かったのだが、リールのトラブルでクラッチが切れてしまいラインが出てしまいバックラッシュ状態に。
これでは巻けない!だけどあのフッキングの感触ならフックはバッチリ顎を貫通しているはずだ!
そう思ったのでロッドを置いて手で手繰る。案の定、重たい感触がある!
幸い、水深は10mちょっとなのですぐにマゴチが上がってくる。手で手繰り上げるなんて江戸前の手ばね竿でのマゴチ釣りを連想させられる。
これでなんとか8本目をゲット。
このタイミングで沖揚がりとなってしまう。
蓋を開けるとマゴチ8本と船中トップとなり、大変よろしい東京湾復帰戦となりました。
所感
今回のマゴチ釣りも1年前の3月と同様に置き竿に多くのアタリが集中した。
周りの人の置き竿よりも自分の置き竿に多くアタリが来た理由としては、もちろん、釣り座というのもあるだろうが、手持ちの竿での誘いで遠くのマゴチが興味を持って寄って来て、でも、誘いガンガンのエビよりも、近くにいる落ち着いているエビに食欲が湧いたという可能性があると感じた。
今回はルアーの人もほとんどアタリが無かったようなので、アピール度の低い餌の方が良かったのではないだろうか?
また、フックは改良マゴチが素晴らしい。改良マゴチでエビを付けると餌の持ちが断然良い。
本日のタックル
- ロッド(手持ち):ダイワ ライトゲームX 73MH
このロッドは船釣り入門の時に買ったロッドであるが、マゴチ釣りにも最適である。調子はMHでもMでもOK!前回の釣行では後述のライトヒラメBBを手持ちとして使ってみたが、やっぱり短竿の方が棚取りがしやすいので楽。マゴチ専用竿を買うとしても2.1mぐらいまでだなー。
- ロッド(置き竿):シマノ ライトヒラメBB 240
手持ちにするとちょっと重くてつらいので置き竿メインでやる場合にはこの竿を利用。但し、柔らかくて風が強いとアタリが見にくいというデメリットもある。合わせる時はかなり大きく合わせた方が良さそうなロッド。
- リール:シマノ ベイゲームX 150DH
手持ちのライトゲーム系だったらこのリールが一番いい
- リール:シマノ オシアコンクエスト 200HG
初めて金ピカリール!マゴチにはオーバースペックだがシルキーな巻き心地がたまらん!船長の「上げてー」の合図の時もシルキーさにウットリ・・・
- 仕掛け:がまかつ改良マゴチ18号+ハリス5号1.5m
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