和彦丸からビシアジ!デカアジが37匹でクーラーパンパン!

和彦丸から豚アジを狙おう!

6月になり梅雨入りももうすぐというこの季節。この時期に旬となるのがアジである。

釣りはフナに始まりフナに終わるという言葉があるが、東京湾の船釣りはアジに始まりアジに終わると個人的には思っている。それほど基本的でもあり奥も深いのがアジ釣りだ。

通常はライトアジと呼ばれる40号のビシを使った釣りをすることが多いのだが、大きくでっぷりと太ったアジが食べたい時は130号のビシを使ったビシアジへと向かう。

ビシアジのポイントは主に猿島近辺や走水沖、観音崎沖などいわゆる浦賀水道のやや深いポイントとなる。この海域は東京湾の入り口付近でもキュッと狭くなっているので海流が速く、そのため良型の美味しいアジが育つわけだ。

このビシアジ釣りに出船する船は主に釣り場に近い大津港や走水港などが多いため、わざわざそちらの方まで出向く必要があった。

ところが最近、とある船宿がSNSのビシアジ界隈で湾奥なのにも関わらず走水方面のビシアジへ出船していることを知った。

和彦丸である。

東京 鮫洲 和彦丸
東京都品川区の鮫洲より出船してる和彦丸の公式ホームページです。

特に、ビシアジ界隈で有名な「変態ビシアジおじさん」が良く乗られているということで、非常に注目をしていた。

そんな中、縁あって変態ビシアジおじさんと和彦丸で同船する機会を得た。せっかくなら変態ビシアジおじさんの釣りテクニックを参考にさせて頂きながら、美味しい豚アジをGETしようではないか!

仕掛け・タックル準備

さて、今回は130号のビシを使ったビシアジである。天秤は自前のものがあるものの、ビシについては130号を持っていない。とりあえず今回はビシ・天秤をレンタルすることにした。

130号は結構重いので釣行頻度が低いのであればレンタルをするのも良さそうだ。正直買いたい気持ちもあるけれど、電車釣行の荷物が重くなってしまうのと、最近釣具を断捨離していることもあり、あまり釣り具は増やしたくないのだよ・・・

というわけで今回は竿・リール・バッテリーと仕掛けを持参することに。

竿は130号ビシに対応できるシマノのミッドゲームSS 73 HH195 を利用。

和彦丸の場合、道糸がPE2号であれば80号ビシで釣行可能であるが、PE3号から5号の場合は130号ということで、PE5号を巻いたフォースマスター2000を準備した。

和彦丸は電源が船に搭載されていないがバッテリーのレンタルは無料でできるようである。今回はそこまで激しい釣りではないので BMO リチウムイオンバッテリー6.6Ah II を持参する。

仕掛けはJORKERの仕掛けが良いらしいのでHPから2本バリ2号のモデルを購入。ビシアジの場合は結構よれるので多めに準備した。

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いざ出船!豚アジ祭り会場へ!

6:10am 船宿へ集合

和彦丸のビシアジは 6:45 出船ということであったが、小さい船宿であるためか受付は15分前に済ませばOKとのことであった。

今回は初めての船宿ということでやや余裕を見て 6:10 頃到着を目標として出発。

釣りに行く際は下り電車で横須賀方面に行くことがほとんどなのだが、今回は初めて上り電車に乗って品川駅経由で鮫洲駅へ。不思議な気分である。

鮫洲駅から迷うことなく徒歩5分程度で船宿へ到着。受付を済ませてから船に乗り込み準備を開始。

6:45am 出船!観音崎方面へ!

定刻の6:45に船は桟橋を後にする。向かうは観音崎沖のポイント。

湾奥なのでポイントまでは1時間ちょっとかかるようだ。船室に入って仮眠を取りながら到着を待つ。

それにしても今日は風も少なく波も穏やかで釣り日和だ。曇りというのも良い。釣れそうな雰囲気をバンバン感じる。

8:00am ポイント到着!釣り開始!

出船から1時間15分程度かかり観音崎沖のポイントに到着。

投入の合図と共に投入する。今回は2本針ともイソメを装着。デカいアジを狙いたいのでイソメも大きめに装着する。

指示棚は底から3mから4m。

とりあえず基本どおり、底から 2m 、2.5m でコマセを撒いて 3m でアタリを待つ。アタリが無ければ 50cm ずつ探っていく。

ところが、なかなかアタリは無い。周りを見てもアタリは少ないが釣れていないわけではない。

釣り方が・・・ちがう??

ということで、こういう時は周りをよく観察しよう。変態ビシアジおじさんの釣り方を凝視していると・・・あれ?竿は揺すっているけどリールは巻いていない。

他の人もじっと観察していると、どうやら指示棚でゆっさゆっさとビシを揺らしているだけのような感じだ。

自分も真似をしてみる。

着底後、3m まで巻き上げて仕掛けが馴染むまでステイ。その後、4~5回程度コマセを撒いてステイ。

これをしばらく続けていると、穂先が抑え込むようなアタリが出始める。これはアジだ!

すかさず軽くアワセを入れてしっかりと針掛りさせて中速で巻き上げてくる。

水面まで見えてきたのは・・・立派なアジだ!!!

和彦丸では各人の近くにタモを準備してくれるので安心してナイスサイズのアジを取り込むことができる。

タモを使わせていただき無事にランディング!

この調子でガンガン行きましょう!

9:00am サバの猛攻!

それからもポツリポツリと良型のアジが釣りあがってくれる。

今日は非常にいい日に当たったようだ。

そんな中、サバが集まってきてしまったた

め、前回の五目釣りの時のようにサバを避けながらアジを釣る必要がある。

基本的にサバは激しく動くものが大好きなので、着底後は指示棚まで巻き上げて、まったくコマセを撒かずに放置する作戦にでた。

そうすると、確かに、アタリは減るものの、アタればアジが釣れるようになる。それでもある程度はサバが掛かってきてしまうのはしょうがない。

特に、底付近でアジが釣れて、巻上げ中に他の針にサバが掛かり、その結果としてアジが外れてしまうというのだけは避けたい。

そのため、針の数はなるべく少なく2本にした方が良いだろう。

 12:00pm 一日中釣れ続き・・・

さて、それからというもの、船が流し替えをすることもなくずーっと同じポイントで良型のアジが釣れ続けてくれた。

朝よりはいくぶんサイズが落ちたような感じはするが、小さくても25cm、ほとんどのアジが30cm以上という中々の状況。

最後の方はビシを指示棚に合わせて置き竿にしながら釣り、アタリがあったらそのまま巻き上げてしまうという横着な釣り方をしていたが、それでも数は伸びて行った。

結局、12:50pm の沖揚がりの時間にはトータルでアジが37匹釣れてくれてクーラーがパンパンになってしまった。

 

アジ37匹というのはライトアジではそう珍しくない数ではあるのだが、水深が深くサイズが良いビシアジでこの数というのは中々の量となる。

なにせ、デカいアジだと半身をお刺身にしても2人前ぐらいはありそうな勢い。

これは(家に帰ってから)すごいことになるぞ・・・

 

所感

今回は久しぶりのビシアジ釣行であったが、非常に良い日に当たったため、アベレージ30cm以上という良型アジがバンバン釣れ、クーラー満タンというあまりない経験ができた。

無論、和彦丸船長のポイント選びが良かったというのが一番の勝因であるだろうが、初めての船宿でこのような体験をしてしまうと、早速、次回も行きたいなと考えるのが釣り人の性である。

来月7月頃にもう一度チャレンジしてみる予定である。その時は、おそらく、今日みたいにバンバン釣れるということは無いだろうから、本当の豚アジ釣りというのを味わってみようと思う。

なお、釣ったアジはご近所さんにおすそ分けしたり、干物にしたり、刺身にしたりなどで楽しんだが、かなり脂が乗っていて最高に旨い。あと2~3日するともっと味が良くなりそうだ。

楽しみ!

本日のタックル

  • ロッド:シマノ ミッドゲームSS TYPE73 HH195
    ワラサ釣りや中深場釣り向けに買ったロッドであるが、ビシアジ釣りにもちょうどいい感じで使える。穂先に微妙なアジのアタリがちゃんと出てくれる。
  • リール:シマノ フォースマスター2000
    ヤリイカ・中深場・ワラサと万能に使えるリール。巻き上げるときのスピードは10ぐらい。