玄界灘落とし込みリベンジへ!
実家のある福岡で過ごすこととなった2024年の年末。
せっかく実家にいるんだから玄界灘で正月の魚を狙いたいところ。
今回は前回ボウズを喰らっていつかリベンジしていたいと考えてた「落とし込み釣り」に再チャレンジしようと計画。
あわよくば正月のブリやマダイが釣れれば万々歳だ。
前回の落とし込み釣りでは餌付きが悪かったので今回は餌付重視の仕掛けを準備。
さて、準備万端だ。
ただ、12月の玄界灘は荒れやすく、出船確率は50%以下・・・あとは、天候が良くなることを祈るのみだ。
荒れ模様ながらなんとか出船決定!
今回も福岡は博多港から出船する「ゆひな丸」に乗船する。
12月はシケで出られないことが多いので基本的に出航しないものとして、あまり期待せずに待つことにしている。
今年も天気予報を見るに10m以上の風が吹く予報だったので期待せずにいたのだが、前日に出船確認をすると、「出船します」との連絡。
期待していなかったので非常に嬉しい。
なお、集合時間は7:00amとやや遅めであった。
いざ、出船!正月用のお魚GETへ!
7:00am 集合
集合時間は7:00amであったが、6:40am 頃に港に到着した時には既に参加者が全員集合していた。
急いで車を止めて船に荷物を載せる。
福岡の日のでは東京よりも遅くまだまだ真っ暗である。
定刻の7:00am ちょっと前に港を離れる。
釣り場までは1時間チョイとのことである。今日は午前中は風が強くウネリが入る模様であるが午後になるにつれて海が落ち着く予定である。
釣り場は糸島半島の沖合。比較的近場である。
8:30am 釣り開始
釣り場についてから釣具を準備する。かなりウネリがあって釣りにくそうだ・・・
皆が釣りの準備ができてから船長がイワシの群れを探す。
イワシの群れが見つかると船長から投入の合図。
このポイントでは100号オモリを使用する。
水深は40m。イワシの棚は15m – 25m である。
投入してからイワシの棚に近づくと軽くサミングをしてゆっくりと落とし込む。
すると、穂先がブルブルと震えてイワシが仕掛けに付いたことを知らせてくれる。
そのまま底まで落としていく。このポイントには5mの漁礁があるとのことなので、底から5mの棚で待つ。
すると、イワシがガンガンバタバタと暴れ始める。周りにはアオモノが泳いでいるようだ。
だが・・・なかなか食い込まない・・・そのうちイワシのバタバタとした動きが無くなってきた・・・
イワシ付けから再チャレンジだ・・・
9:30am ズドンと食い込む!
何度かイワシを付けては棚に落とし込んでいく作業を続けていると、何回目かのタイミングでひと際強くイワシが暴れ始めた。
暴れ始めたかと思ったらフワっとかるくなり、あれ?根掛かな?と思った瞬間にズドンと竿が持って行かれた。
ヒラマサは針掛りすると根に向かって走るためフルドラグで漁礁から引き離す必要がある。ズドンと入ったタイミングで電動リールの巻上をONに!
フルドラグなので折れるのでは?と言う程ロッドが曲がりこんでいる。
タイミングを合わせながら巻き上げて来る。なんというパワーだ・・・体ごと持って行かれそうだ・・・
いままでの船釣り人生の中でこんなにもパワーのある魚はいただろうか!メチャクチャ引く引く!!
もう、魚とやりとしている時には全く余裕がなく、とにかく何とか巻き上げてこないとという感じでアワアワしながらのやり取り。
何とかスナップを掴んだと思っても、何度も走られてしまう。
何度かのタモ入れを失敗しながらも、なんとか中乗りさんがタモ入れをしれくれて・・・
デカい!!!ナイスサイズのヒラマサだ!!!
後々サイズを計ってみると 90cm の良型!
人生初落とし込みでの獲物GETである!最高!!
12:00pm うねりが収まってくるも・・・
さて、1本良型サイズを釣ったのでとりあえず正月用の魚はGETということで一安心。
だけども、あと1本くらいは美味しいお魚が欲しいところである。
今日はウネリが入っているもののイワシの群れは非常に濃く、餌付きは申し分ない。イワシのサイズも悪くない。
ところが・・・なかなか魚が口を使ってくれない。
船中でもヒラマサは数本上がった程度で、あとはサワラやヒラメが少々と、あまり芳しくない釣果である。
2:30pm 最後のチャンスも・・・
2:00pm をまわると潮が止まってきてしまった。
イワシの群れはあるものの、今度はイワシの餌付が悪くなってきてしまった。餌が付かないと全く釣りにならないのがこの落とし込み釣り。
船長の「次がラストです」の合図で最後の流しに。最後の最後でイワシが付いてくれたものの、魚が食わず・・・敢え無く沖揚がりの時間となってしまった。
今回は90cmクラスのヒラマサが1本つれたので、まぁ、良かった。
最高の釣り納めとなった。
ヒラマサの処理もしてもらえるよ!
なお、釣れたヒラマサについては生簀で活かしておいてくれて、港に寄港してから血抜きと神経締め処理をしてくれるので、最高の状態でお持ち帰りすることができる。
お家に帰ってから釣りたてのヒラマサ刺身を食べてみたが非常に美味!
もう少し熟成させるともっともっと旨味が出そうだ!
これでこの正月は最高の贅沢ができそうだぜ!
考察等
今回は実質2回目の落とし込み釣りであった。
落とし込み釣りのポイントは餌付け。餌が付かないと全く釣りにならない。
イワシは道糸を嫌がるので基本的には上から下に落としながら餌付けをする必要があるのだが、重要なのはスピード。中乗りさんと会話をしていると、早く落とした方が付く日と遅く落とした方が付く日があるので、その人のベストスピードを早く見つけることが重要とのことだ。
今回は比較的遅めの落とし込みでイワシが付きやすかったように思う。
次にアワセ。WEB記事などをみていると、落とし込み釣りではアワセが重要だという記事を良く見かけるのだが、常連さんに話を聞いてみると、基本的にはアワセは必要なく向こうアワセ。
向こうからぐんと食い込んだタイミングで合わせを入れるようなイメージだとのことだ。
ここら辺はまだまだ経験が浅いので、何度も何度もチャレンジをしてみてから、アワセの必要の有無やタイミングについて考察していきたいと思う。
本日のタックル
- ロッド:ダイワ 落とし込みX MH-240
前々回の落とし込み釣りがキャンセルになった際にエイヤと買った落とし込み釣り専用竿。東京湾のコマセワラサでも利用してみたが落とし込み入門には最適なロッド。90cmのヒラマサでも問題なく上げられた。
- リール:シマノ フォースマスター 2000
コマセワラサでも使用可能なようにPE5号を300mほど巻いて使用している。90cmのヒラマサのパワーでも問題ない
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