月に一度の船釣りへ!
オーストラリアは南半球にあるため7月~8月が冬真っ盛りとなる。
そう入っても日本ほど冬は厳しくなく、最低気温が10度を下回るものの、最高気温は日によって20度近くにもなるというから過ごしやすい。
7月も毎月恒例の船釣り会に参加することになったが、今回は最低気温13度、最高気温が16度の曇り時々雨という天気予報であった。
日本でいうと晩秋ぐらいの服装でOKなので気が楽である。
ただ、少し波が高くなりそうなのが気にかかる・・・
今回はタイラバにも挑戦!
前回の釣行ではSLJをしようと目論んでジグを持ち込んだのだが、船がドテラ流しということを知らず、手元にあった 100g 以下のジグでは全く釣りにならず、仕方が無いので皆様と同様に胴突き仕掛けで釣りに挑んだ。
あいにく、150g 以上のジグを扱えるロッドは調達できていないので、代わりにタイラバを楽しんでみようと思う。
ドテラ流しということで 150g のタングステンヘッドと120g ~ 200g の鉛ヘッドを準備。
ロッドも重めのタイラバに対応可能なロッドである2022年モデルの紅牙X HBを新調して臨んだ。
いざ出船!シドニー北部で大漁めざせ!
6:00am 出船
本日も5:45amにシドニー湾内の港に集合。今回は12名ほどの釣り人を載せて出船。
前回乗った船とは違う Bule Leef という船だ。こちらも、船長に加えて仲乗りさんが乗船されていて、餌の準備やオマツリの対応、釣った魚の処理までやってくれる。
6:00am に静かに港を出向する。シドニーは冬真っ盛りというわけなのでこの時間はまだまだ真っ暗だ・・・ここから 40~50分程走ってポイントへと向かう。
気になる波であるが・・・前回よりもやや波がある印象だがうねりは殆ど入っていないので釣りやすそうである。よかった。
6:45am タイラバよりスタート!
今回はタイラバと通常のエサ釣りのタックル両方を持参した。まずはタイラバで真鯛を狙う。
水深はおよそ70m 前後。鉛の120gからスタートしてみたが、やや流され過ぎるのですぐにタングステンの150gに交換。これくらいであれば注意すれば十分に釣りになるレベル。まずはセオリー通り着底をさせてからの巻き上げを繰り返す。
ドテラ流しなので何度か着底~20m巻き上げを繰り返すとラインが20m程余計に出る。これ以上出すとお祭りしそうなので、一度全部巻き上げてから再投入。
何度かやっていると、コンコンというあたりはあるのだが中々針がかりしてくれない。
うむむ・・・真鯛じゃないのか・・・あるいはオーストラリアではタイラバにはうまく食ってこないのか・・・
何度かじれったいようなあたりがあった後に、「グググッ・・・」という引き込みが。タイラバなので合わせ入れずにそのまま巻き続けると・・・乗った!
乗った当初はぐんぐん引いていたのだが、すぐに大人しくなる。これは真鯛の引きではない。一体なんだろうか・・・
すんなりと海面まで上がってきたのは・・・マゴチだ!50cmクラスのマゴチGET!
今回はタイラバで釣れるか検証であったので、(マゴチだけど)釣れたということでエサ釣りにチェンジすることに。
9:00am エサ釣りスタート!
マゴチをゲットして一安心。次はエサ釣りに切り替える。
仕掛けは基本的に船宿側が準備してくれる胴付き2本針仕掛け。針はムツ針系がついている。
基本はそこもの狙いでたまに真鯛という感じなので、前回釣れて嬉しかったオニカサゴをあわよくばと思い、日本から取り寄せた「マシュマロボール」を針のチモトに装着。
餌は船宿が準備しているイカとイワシをつけて投入。
そういえば前回は手巻きリールでチャレンジしたのだが、今回は日本から持ってきた電動リール(フォースマスター600)と BMO JAPAN のバッテリーを利用した電動タックルでの挑戦だ。
餌が怪しくなったら気兼ねなくチェックできるのが良い。
前回と同様に着底させてから軽くおもりを底から切って待つ。たまに誘い上げたり誘い下げたりしながらマシュマロボールをふわふわとアピールする。
前回のポイントは底が結構ガリガリで岩礁帯が多かった印象なのだが、今回はどちらかと言うと砂地にところどころつぶ根が点在しているようなイメージだろうか?
あまり根掛かりがなさそうなので、比較的積極的に仕掛けを這わせていく。
すると早速アタリが!!
上がってきたのは!なんと狙い通りのオニカサゴ君!
それからも同様の釣り方で外道魚を何匹か釣り上げるものの中々本命が来ない。
そんなとき・・・ガンガン!ガンガン!と非常に強く叩く魚がヒットした。
マーウォンか?マーウォンは嫌だ。真鯛がいい。真鯛がいい。と心で祈っていたら・・・キープサイズギリギリ (32cm) の真鯛でした!
それからも何度か叩くようなアタリはあったのだが、全て天敵のマーウォン(タカノハダイ)だったので、全員海におかえり頂いた。
それ以来、パタリと釣れなくなってしまう。周りもたまーにぽつりぽつりと釣り上げる程度で、今日はそろそろ終わりかな?というムードに。
11:30am 最後の最後でキス祭り!
しばらく渋い時間が続いたとき、急に穂先にプルプルという馴染みのあるアタリが。
ところが合わせてもかからない・・・・
この感じ・・・どこかで記憶があるぞ??
なんとか強引に併せて引き上げてみると・・・おお!デカいキスじゃないか!
これは、レットスポッテッドホワイティングと呼ばれるキスの一種で30cm以上もの大型に成長するキスのようだ。
シロギスと同じように天ぷらが旨いという。
今回は残念ながら、翌週から1週間シドニーを離れるため、お魚お持ち帰りはしない予定なのだが、それでもキス釣りは大好きだ!
ただ、仕掛けについているのは大型のムツバリ。これでキスを釣るのは至難の技だ。
魚影はかなり濃いみたいで、仕掛けを落とすたびにプルプル、プルプルと穂先を震わせる。
針のサイズを合わせたらたぶん爆釣するだろうその気配にイライラしながらも、うまく這わせて、なんとか最後の30分でキス3本を追加。
ここでタイムアップ。沖揚がりの時間となってしまった。
本日の釣行まとめと次回に向けて
前半のタイラバではTG150gを利用したがもう少し風が強ければTG180gか鉛200gが必要になるかもしれない。とりあえず、道具としては毎回持って言って使えるかどうかは現場判断としたい。
基本はエサ釣りでやっていこうかと思うが結構工夫の余地はあると思う。
例えば、仕掛けにしても船宿の仕掛けはヨレに弱い印象なので、親子サルカンを使ったクロムツの仕掛けのようなもののほうが良さそうに思える。
幹糸仕掛けを準備しておき針は現場で変更できるようにしておけば、今回のキスポイントに入った場合もキス用のフックに用意に交換可能となる。
イカが釣れる場合もあるようなので、その際にはスッテに交換してイカ釣りもOKだ。
フックについても船宿標準のフックが良いのかどうかというポイントも気になる。
もうすこしチヌ針よりのフックやストレートフックについても試してみたいところだが、こればかりは地元の釣具屋にどのようなフックがあるのか?という調査からスタートする必要がありそうだ。
本日のタックル
【タイラバ】
- ロッド:ダイワ 紅牙X 69HB (2022年モデル)
前のモデルを持っていたのだがドテラタイラバにはもう少し強い奴が良いということで購入。実売1万円でスパイラルガイドだったりとマジで優秀なロッド。使い勝手もいいね~!今回の釣行でも大活躍である。
- リール:19 炎月CT 150HG
タイラバではカウンター付でありフォールレバーのついているリールが個人的には使いやすいと感じている。カウンターについては無くてもいいかな?一応イカメタルにも使えるように買ったリール
【餌釣り】
- ロッド:シマノ ミッドゲームSS 73 HH195
オモリ負荷も200号まで行けるので80号前後の今回の釣り、特にドテラ流しで体感の重さが重くなる場合に丁度良かった。中深場ぐらいにも対応できるし万能選手。
- リール:フォースマスター600DH
PE2号を使った小物釣りにはベストパートナーであった。中間速設定がタチウオ釣りのままになっていたので忘れずに13ぐらいにしておかないと・・・
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