GWはコロナの影響もあり釣りに行くことができなかった。
暇な時間はネットで釣具(ロッド)をみていたのだが、どうも見ているだけじゃあ済まず、不要不急の釣具が欲しくなる。
せっかく買うならちゃんと考えて買おうと、今持っているロッドを分析したうえで、これから釣りたい釣りものを掛け合わせて真に必要なロッドを買えばいいじゃないか!と思い立った。
つまりは、自分自身が、「これは無駄な出費ではない。将来の釣行のための重要な投資だ!」と思えるようなそんな買い物をすれば満足度は高まるのではないか?と考えた。
まずは手持ちのロッドの整理から
今回は船竿を買いたいので手持ちの船釣りロッドをまず整理してみる。
メーカ | 名称 | 主な対象魚 | 備考(インプレ等) |
ダイワ | ライトゲームX MH190 | LTアジ, タチウオ, マゴチ イシモチ, イサキ, イナダ, 等々 | ・オールマイティに使える ・タチウオにはやや柔らかい 印象 ・柔らかいので操作性に やや難あり ・大型魚がかかると楽しい |
ダイワ | アナリスター カワハギ 82-175 | カワハギ, カレイ | ・カワハギ専用 ・仙台湾カレイにも流用 |
ダイワ | アナリスター ヤリイカ 195 | ヤリイカ, オニカサゴ, ビシアジ | ・アタリが見やすく良い竿 ・130号を余裕で背負えるので ビシアジや中深場五目にも 流用可 |
ダイワ | キスX S-180 | シロギス, イシモチ | ・食い込ませ重視の シロギス釣りでは重宝 |
不明 | 江戸前アナゴ 120 | アナゴ | ・アナゴ用としては問題なし |
何のロッドが必要か?
私は基本的に東京湾で船釣りをしている。そろそろ相模湾は外房あたりにも繰り出したいなーとは思っているが、年に1回程度の釣行のために釣り竿を買うというのはなかなか合理的な理由とはならない。
やはり、年に4~5回は出番がないと竿を買う意味がなくなるというものである。
幸か不幸か、ダイワ ライトゲームX MH-190が滅茶苦茶汎用性が高くて、これ一本で東京湾のライトゲームを制覇できるほどの優秀さを持っている。
この竿でまったくもって問題ない。最近ハマっているマゴチもガンガン釣れる。
そうなってくると、ライトゲームXを使った中でもう少しこうであればいいな?と感じた欲求を満たすロッドを買うのが良いのではないだろうか?
ロッドの要素としては、長さ、錘負荷、調子の3つがあるが、それぞれについて不満が無いかを考えてみる。
ロッドの長さ
長さについてライトゲームXの 190 cm に不満を持ったことはほどんどない。
マゴチをする際に 210cm だったら・・・どうだろう?と考えたことはあるし、エビメバルをする際に 240cm だったら仕掛けの取り回し楽だな?と思ったことはある。
エビメバルに至っては年に1回、2回やるだけだし、最近は短い仕掛けも多いので積極的にエビメバルをターゲットとしたロッドは必要ないかとは思う。
あとは、今後チャレンジしてみたいライトヒラメなんかは 240cm 前後ある方が使いやすいようであるので今後の投資としては悪くない選択かと思う。
ロッドの錘負荷
錘負荷であるが、ライトゲームX MH190では錘負荷80号までとなっている。
秋口に金沢八景一之瀬丸でアミ五目をするときは80号のビシを使うし、タチウオやイサキの時には60号を使う。オモリ負荷の範囲内ではあるがややロッドがオモリに負けていると感じることがある。
そうなってくると、MHよりももう一段階強いロッドが欲しくなる。
ライトゲームXではないが H や HH といったパワーのロッドだともしかすると満足できるかもしれない。
ロッドの調子
基本的に7:3 調子をメインで使っているため、ほかの調子のほうがいいかどうかは判断が難しいところがある。
ただ、話を聞いていると、タチウオやこれからやってみたいと思っているアマダイについては 8:2 調子の方が良いという人も一定数いるようだ。
特にタチウオについては手持ちのロッドでは柔らかすぎて操作性が悪いという印象をもっているため、8:2 調子のライトゲームロッドを買うのはありなのではないか?と考えた。
候補に挙がったのは以下の3種
このような手持ちのロッドの整理と、今後の釣りライフを考えた上での合理的なロッドはなにか?
予算もそんなに多くは出せない。せいぜい2万円まで。そのなかで以下の候補を挙げてみた。
73調子 H パワー or HH パワーのライトゲームロッド
現在のライトゲームX MH190 のパワーの弱さをかんがえると H or HH パワーのロッドが欲しくなるところ。
そうなってくると、
- ダイワ アナリスターライトゲーム 73 H190
- シマノ ライトゲームBB type73 H195/HH195
- シマノ ライトゲームSS type73 H190/HH190
あたりが候補になってくる。
この中だとオールSiCリングのアナリスターライトゲームが良さそうではある。ただ、手持ちが全部ダイワのロッド(しかもそのうち2本がアナリスター)なので少しバライティ的にも気が引ける。
82調子 Hパワーのライトゲームロッド
これまであまり使ったことのない 8:2 調子のロッドを使い自分の釣りを広げるというのも良いかもしれない。
特にこれからタチウオにもガンガン行きたいと思っているしアマダイもやってみたい。まぁアマダイは今手持ちのライトゲームロッドで問題なさそうではあるが、82のタチウオは是非ともチャレンジしてみたい。
これまで使ったことがないタイプのロッドを使うことで自分の釣りの幅をひろげることができそうである。そういう意味でこのシリーズをチョイスするのは悪くなさそう。
パワーについてもやや強めのHパワーを選択すれば 60 ~ 80 号を使う釣りでも使えそう。
そうなってくると、
- ダイワ アナリスターライトゲーム 82 H190
- シマノ ライトゲームBB type82 H190
- シマノ ライトゲームSS type82 H185
あたりが候補になってくる。
73調子 240cm 前後のライトゲームロッド
将来的なライトヒラメへのチャレンジ、そしてマゴチ釣りでのより長竿の使用。あとは、年に1、2回かもしれないけれどエビメバルでの使用を考えてあえて 73 調子のやや長めのロッドを買うのはどうだろうか?
そうなってくると、
- ダイワ アナリスターライトゲーム 73 MH225/MH255
- シマノ ライトゲームBB type73 MH225
- シマノ ライトゲームSS type73 MH225
あたりが候補になってくる。
ただ、同じダイワでMHをそろえるのもどうかと思うので、このチョイスをするのであればシマノを選んでみるのも面白そうではあるな。
悩んだ挙句・・・ライトゲームSSを購入
正直かなり悩んだ。悩みに悩んで毎日のようにAmazonや楽天で価格やレビューを見ていた。
その中でやっぱり自分の中では「自分の釣りを広げたい!」という想いが強いことが良くわかってきた。
そうなってくると、これまで使ったことのない 8:2 調子のロッドを使ってみようという気になってきた。
さらに 2019 年にリニューアルしたライトゲームSSではエクストリームガングリップという特殊なグリップが装備されており、かなり楽にグリップができるらしい。
そういうことも踏まえて Amazon をみていると、ふとライトゲームSS type82 H185 が通常価格よりも1割ほど安くなった瞬間を見つけてしまった・・・
これは!!!とおもい遂にポチってしまったのであった。
買い物は買うまでのプロセスも楽しい!
ポチったあとは2日ほどで到着。手元に来てみるとかなりしっくりくる!いやー本当に買ってよかった。
コロナの影響で実釣はしばらく先になりそうであるが、実釣した際のインプレはまたその時にしたいと思う。
今回の買い物は、1.今持っているロッドの整理、2.今本当に必要なロッドはなにかを整理して考えた結果、大きく3つの選択肢が出てきた。
そして、最後は自分の勘、フィーリングでそのうちの1つを選択したわけだが、このようなプロセスを踏むこともまた買い物の醍醐味ではないだろうか。
スーパー金持ちになって、何でも買える状況であれば、たぶん私だったら一番いいロッドを何も考えずに買うと思うし、欲しいと思ったらすぐにポチるだろう。
それはそれは大変羨ましい限りだし楽しいだろうが、現実にはそうではない。
で、あれば、今の状況でどのようにすれば買い物がより楽しくなるかを考えることが重要であると思う。限られた資源、情報を駆使して自分が納得する珠玉の逸品を選び抜くプロセスが今の私にとっては最良の買い物手法であると改めて気づかされた。
(あと、冷静に考えることで無駄な出費も抑えられるはず!笑)