アジ釣りで癒されようか・・・
先週のシロギスはかなり不満が残る結果となってしまった。
仕事の関係もあり天気も悪そうだし金曜日までは「今週末の釣りは無しにしよう」と思っていたのだが、どうしても釣りに行きたいという「虫」がうずいてしまうわけである。
土曜日の朝起きて外を見ると・・・とてもすがすがしく晴れているではないか!
さて、これから準備して行けるところといったら午後アジぐらいか?
だけど、近場からのLTアジだとこの前みたく豆アジさんに遊ばれるだけで終わる可能性もある。
せっかく行くなら夢はでっかく「デカアジ釣りだ!」ということでチョイスしたのは大津港の小川丸。
大津港やその近くの走水からでるビシアジ船は130号というかなり重いビシを使って 50m ~ 100mという深場を狙う釣りである。
この周辺はかなり潮流も早いためアジもデカく育つというわけだ。
いざ、大津港へ
さぁ、小川丸へ出発・・・の前にタックル準備。
ビシアジの場合は130号が背負えるロッドに電動リールが必須である。手元にビシアジ用の竿はないため、ヤリイカ用に買った「アナリスターヤリイカ」を流用することに。
リールもヤリイカ用のフォースマスター2000がPE4号が巻かれているのでちょうどいい。
ビシは船宿でレンタルすればいいのであとは手元にあるLTアジ用に買った仕掛けとクッションゴムを持っていけば問題ない。
1時間程度で準備を終わらせ出発。
大津港へは京急大津から徒歩5分程度とアクセスは申し分ない。
受付&出船
小川丸からの午後アジは午後1時の出船となるため午後12時半までに受付をすればOKとのこと。今回はまったり釣行なので釣り座なんて関係ない!と思い12時15分ごろ受付をしたら、なんと右舷トモが空いている・・・というか片舷3名というガラガラ状態。土曜日なのに不思議だ・・・
空いているに越したことはないと思い、のんびりと準備を開始。
とはいっても電動リールの電源を入れて、ビシをつないで仕掛けを接続するだけなので5分もあれば準備は完了。
準備を終えて軽く船を見渡していると・・・あれ?左舷の人の桶の中にすでに豆アジが入っている・・・どういうことだろう?
話を聞いてみると、船から赤タンを付けた仕掛けを垂らしているだけで漁港内の豆アジがガンガンヒットするとのこと・・・え?出船前から釣果上げれるんですか??
物は試しと自分もやってみると・・・ビクビクとかわいらしいアタリが!出船までの20分間豆アジに遊んでもらいましたが、今回はデカアジ狙いということで、出船直後に海にお返ししました。ありがとう豆アジ君たち!
そうこうしているうちに出船時間となる。
いざ出船!観音崎沖へGO!
午後1時。定刻通り大津港を出船。
15分ほど走って観音崎沖へ。
開始の合図。水深は40m ~ 50m。ただし潮流は早め。
ヤリイカ竿を使ったビシアジは今回は初めてであるが、果たしてどうだろうか。
いつも通りにビシにイワシミンチを詰め込んで、海底まで落とす。海底についたら2~3回ほど道糸を張って底を確かめる。このプロセスによって余計なラインを出さずに正確に底を取ることができる。
本日の指示棚は 2m ~ 3m とのこと。この場合、底から1mでしゃくって2mで待つのがセオリー。底でアタリがなかった場合は、さらにその場でしゃくって50cm上げて待つ。
アタリ方はその日によって違うが今日は比較的アタリが出やすい日であったように思う。
程なくしてクンクンクン!という子気味良いアジのアタリがあった。ヤリイカ竿は8:2調子でかなり固めの竿なので合わせることなく電動のスイッチをON。大体速度10ぐらいで引き揚げてくる・・・すると・・・
デカ!!35cmはあるオオアジである。このサイズはたまらん!
コンスタントに釣れ続け・・・
25cmぐらいのフライサイズから35cmぐらいのデカアジサイズがコンスタントに釣れ続ける。
1投1アジのペースで釣れ続けるので釣っては再投入。再投入中着底前に血抜きをする。この繰り返し。最後の方はかなり作業となってしまい飽き
そうになってしまったがそこは半日船。沖上がりが16:15とちょうどいい時間で上がってくれるのがまた良い
。
今回は36匹というそこそこの数で終了。通常のLTアジで釣れるサイズなら36匹・・・ふーんで終わるが、最大37cmのデカアジが36匹だとかなりの量となる。
これは友人たちにお裾分けせねばならない・・・
アナリスターヤリイカはビシアジ向き?
ところで今回、ダイワのアナリスターヤリイカをビシアジに流用した。この竿は150号ぐらいまでは背負えるロッドなので錘負荷的には問題ない。
ただ、前述のとおり8:2調子なので通常のビシアジで使われる7:3や6:4に比べて食い込みが悪いのではないかと予想された。
ところが、実際に使ってみた感じで言うと「アナリスターヤリイカはビシアジに使っても全然問題ない」という感想になった。確かに、ビシアジロッドより硬いため「置き竿をして食い込ませる釣り」にはあまり向いていないかもしれないが、手持ちで積極的に誘う釣りには適していると感じた。
実際、今回の釣りの途中でアタリが遠くなったことがあったのだが、よ~く竿先を集中してみるとヤリイカのアタリみたく竿先にちょこっとだけ出るアタリが何度もあった。
最初はどうしていいか分からなかったが、そのあたりが出た時
に軽く竿を持ち上げて誘うと「グングン!」と引き込むあたりになることが分かり数を伸ばすことができた。
あのアタリは置き竿では多分分からないだろう。
ヤリイカ竿でビシアジが楽しめることが分かったということは、今回の大きな収穫である。
使用タックル
- ロッド: ダイワ アナリスターヤリイカ 195
- リール: フォースマスター2000
- ライン: PE4号
- 仕掛け: ムツ針10号金色3本針&2本針
- 個人的には釣れたデカアジが暴れまわるので手前祭りの少ない2本針がおすすめ。デカアジはタモを使うこともあるので3本バリだとタモに絡んで大変。
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