釣りたてのイカ、食べたくないですか?
物心ついた時から食べているイカ。当たり前のように食べてきたイカ。
我々の食卓に欠かせないイカであるが、
実は、釣りたてのイカはメチャクチャ旨い!
私が初めてイカの魅力にハマったのは、福岡に行ったときに食べた透明の活イカ。
この頃からイカ釣りをしてみたいと強く思っていたんですが、ようやくトライできたのは昨年のことでした。
この写真のように上手には捌けないけど、それでもメチャクチャ美味しくてハマってしまいました。
イカ釣りに挑戦してみたいという方、新鮮なイカを食べたいという方、
是非ともこの記事を読んでイカ釣りに挑戦してみてください。
難しくありませんよ!
釣れるイカの種類とシーズンは?
イカと一口に言っても釣りの対象となる
イカだけでも沢山の種類がいます。
有名なのは透明で綺麗なヤリイカやケンサキイカ。干したり塩辛にすることが多いスルメイカ。スミを死ぬほど吐くスミイカ。エギと呼ばれる疑似餌を使うアオリイカ
ヤリイカは透明で美しく秋口から冬はとても柔らかく春になるとデカくなります。
スルメイカはパワフルで釣り味満点。食べても美味しいです!
スミイカは変な見た目をしているけれども、身が厚くて天ぷらにすると最高です!
イカ釣りのシーズンは釣るイカにもよりますが、基本的に年中何かしらのイカを釣ることが出来きます。
- ヤリイカ(11月 ~ 4月)
関東周辺では秋ごろより小型のヤリイカが釣れ始め、11月・12月は数釣りが楽しめます。年明け2月・3月頃から大型のヤリイカが釣れるので私はこの時期が好きですね! - スルメイカ(4月~9月)
ヤリイカとは反対に春から夏・秋にかけて釣れるイカです。かなり獰猛で強い引きが特徴で、天ぷらや塩辛、沖干しにすると最高です。夏はビールのお供に! - スミイカ(10月~3月)
東京湾周辺では冬の風物詩とされ、浅場でよく釣れます。いわゆる江戸前のイカというのはこれですね。名前のごとくスミを死ぬほど吐くので注意です。最近はあまり数が釣れないみたいですね・・・ - アオリイカ(春・秋)
春と秋に堤防や磯からのエギングで狙うことの多いイカです。船からも狙えるが関東周辺でアオリイカ釣りをする船は少ないですね。北陸あたりだと結構盛んみたいなのでいつか挑戦してみたいです。
他にもケンサキイカやアカイカといった種類のイカを狙う釣りもあるみたいですが、関東周辺ではあまり盛んではないようです。
初心者は船釣り(沖釣り)が断然おすすめ!
初めてイカを釣って食べたい!という方にお勧めするのは、堤防や磯といった岸から釣るよりも断然船からの船釣り(沖釣り)をお勧めします!
そして狙うイカとしては
「ヤリイカ」か「スルメイカ」がお勧めです!
理由は3つあります。
- 釣れるポイントに船長が連れて行ってくれる
- 道具をレンタルすることが出来る
- 釣り方が単純
1. 釣れるポイントに船長が連れて行ってくれる
釣りをする場合に一番大事なことは魚がいる場所で釣りをすること。
防波堤や磯では初心者はどこにイカがいるのかを知ることは至難の業だと思います。
ネットなんかで有名なイカ釣りポイントには沢山の常連がひしめき合い、とても初心者がつけいる隙なんてありません・・・
船釣りの場合は船長が魚群探知機を使ってイカがいる場所まで連れて行ってくれます。ですから初心者でも釣れる確率はグーンと上がります。
さらに、船には定員がありますので、確実に釣る場所(釣り座)は確保できる点からも初心者にオススメできます。
2. 道具をレンタルすることが出来る
船釣りは非常に初心者に優しい釣りです。道具はすべてレンタルできる船宿がほとんどなので極論すると手ぶらで行っても釣りをすることができます。
防波堤や磯で釣りをする場合は、自分で色々道具を買いそろえる必要がありますが、船釣りの場合は、まずはレンタルで挑戦をして、もしハマったら竿やリールを揃えて行けばいいのです。とってもお手軽!
ただし、レンタルできるといっても、基本は竿とリールがレンタルできるだけです。仕掛けについては購入する必要があります。ただ、ほとんどの船宿では仕掛けを販売していますので安心してください。(最終的にはいく船宿に問い合わせる必要はあります)
あとは、持ち帰る際のクーラーボックスか簡易クーラーバッグ、もしくは発泡スチロールがあればGOODです。船宿によっては発泡スチロールも販売しています。
3. 釣り方が単純
ヤリイカ・スルメイカ釣りはとても奥が深い釣りですが、釣り方が単純なので初心者でも釣ることができます。
オモリのついた仕掛けを海底まで沈めてから、ちょっと持ち上げる。竿先にアタリが無ければ、もう一度ストンと海底に落とすだけです。
詳しい釣り方については、「ヤリイカ 釣り方」など調べてみると良いですが、船宿で「初心者なので教えてください」と言えば教えてくれますのでご安心を。
事前にYouTubeなどで釣り方をイメージしておくとより簡単に習得できると思います。
持っていくもの・服装
仕掛け
基本は船宿で購入できます。
事前に購入する場合は、行く船宿によって推奨仕掛けやオモリの重さが変わるので購入する前に確認しておきましょう。
仕掛けはプラヅノというプラスチックでできた擬餌針が何本も付いた仕掛けを使用します。ヤリイカの場合は11cm、スルメイカの場合は14cmのプラヅノを使うことが多いです。
ベテランは 7 ~ 10 本のプラヅノを使いますが、初心者は取り扱いのしやすい4本程度のプラヅノからスタートすると良いと思います。
また、仕掛けには、擬餌針が真っすぐに連なった「直結仕掛け」と、擬餌針が幹のように飛び出している「ブランコ仕掛け」の2種類があります。
必ずブランコ仕掛けを購入してください。
オモリは150号を使う船宿が多いです。船宿で買えることもありますし、レンタルできることもありますが、1つは持っていくことをお勧めします。
私は安いのでいつもこれを買っていきます。
ハサミ・ペンチなどの小物類
釣りをしていると隣の人と糸が絡まったりします。基本はほどくことが出来ますが、できない場合は糸を切ったりするため、ハサミがあると便利です。
また、イカ釣りをしているとプラヅノにサバが喰って来ることがあります。サバはプラヅノを丸のみにしてしまうので、プラヅノを取り外すために、ペンチのようなものがあると便利です。
どちらも100均で売っているキッチンはさみとペンチで十分です。
キッチンはさみはサバが釣れた時に血抜きする際にも便利です。
釣れたサバをその場で血抜きし、海水と氷が入ったクーラーボックスでキンキンに冷やして持って帰るとそれは大変に美味です。〆サバに味噌煮と楽しめますよ!
クーラーボックス&ジップロック
釣ったイカはすべて持ち帰れます。ですので持ち帰りに必要なクーラーボックスか発泡スチロールは持っていった方が良いでしょう。
最初から高級なものは不要です。個人的には25Lのサーモスのクーラーバッグが日ごろの買い物にも使えて、発泡スチロールよりも安くて便利ということでバリバリ使っています。
折りたたむととても小さくなるので出張時の釣りには欠かせません笑 80cm 含む10枚以上のヒラメもギリギリ収納して東北新幹線で帰ってきたこともあるので強さは折り紙付き!
釣ったイカは港に着くまで生かしておいて、帰る直前にジップロックや厚手のビニール袋に入れてから氷の入ったクーラーボックスに仕舞うのが正解です。そうすれば透明なまま持ち帰ることが出来ます。
反対に水や海水に触れさせると白くなってしまうので注意です。
白くなっても美味しいので私はあまり気にしませんが笑
なお、氷は船宿でもらえます。船宿によっては100円ぐらいお金を取られるところもあります。
服装
船釣りは濡れる。雨でなくても波しぶきを被ったりするため
レインコートとタオルは必須
下半身が濡れやすいのでレインコートは上下ある方が良いですね。ポンチョ型は避けた方が無難です。
ワークマンとかで安く売っている奴で十分ですし、Amazonとかでも上下セットで2500円ぐらいであるのでとりあえずはそれでOKかと思います。
また、船ではホースを通じて
足元に海水が流されているので長靴がベスト
長靴はホームセンターで1000円~2000円程度で売っている安い奴で問題ありません。
なお、レインコートと長靴は船宿によってはレンタルしてくれるところもありますので、船宿HP等で確認するか、電話にて問い合わせください。
イカは寒い時期に釣ることも多いので寒い時期は防寒をしっかりしておくことが重要だ。特に風が強いことが多い海上では普段の2倍くらい着込んでおいた方が良いです。寒い時期は足にカイロを貼ることも忘れずに・・・
冬の服装についてはこちらを参考にしていただけると幸いです。
まとめ
これまで紹介したものをまとめると以下のようになります。
# | 持ち物 | 必須 or あれば便利 | おおよその金額 |
1 | 仕掛け:4~5本針ブランコ仕掛け | 必須(船宿で購入可能)(要確認) | 1000円 ~ 1500円 |
2 | オモリ:150号(要確認) | 必須(船宿で購入可能)(要確認) | 500円 ~ 1000円 |
3 | クーラー:ソフトクーラー等 | 持ち帰るなら必須 | 1500円 ~ |
4 | ジップロック | あれば便利 | 100円 ~ |
5 | レインコート上下 | 必須(船宿によってはレンタル可) | 2500円 ~ |
6 | 長靴 | 必須(船宿によってはレンタル可) | 1000円 ~ |
7 | タオル | 必須 | 100円~ |
釣れ過ぎたらどうするの?イカは冷凍保存OK!
イカは本当に素晴らしい。
釣れ過ぎても冷凍すれば何も問題ないのだから。
魚の場合は一度冷凍してしまうとかなり風味が落ちてしまいますが、イカは全くそんなことはありません。
家庭用の冷凍庫で冷凍したものを
再度解凍して刺身にしてもメチャクチャうまい!
釣れ過ぎても数カ月はイカの刺身を楽しめるというのは最高ですよね?
それに、捌いた状態のイカは薄っぺらで場所を取らないので、冷凍庫の場所を占領して家族に怒られることもないのが地味に嬉しいところです。
さあ、後は予約するだけ
さぁ準備は整いましたね!
あとは予約をして釣りに行くだけです!
WEBで「ヤリイカ 乗合船」と検索すれば沢山でてくるのでその中から選べば良いと思います。初めての船宿に電話するのは緊張しますが、丁寧にやり取りすればいろいろ教えてくれます。
電話するのは船宿が忙しくなさそうな時間(出船後3時間や、帰港後2時間といったタイミング)で電話するのが良いと思います。
主な出船場所としては、
- 茨城県 鹿島周辺
- 千葉県 勝浦周辺
- 神奈川県 金沢八景
- 神奈川県 剣崎(三浦半島)
- 神奈川県 長井
- 神奈川県 茅ヶ崎・平塚(相模湾)
などがあげられます。
私は電車釣行で行くので金沢八景にある一之瀬丸にお世話になっていますが、出船場所から釣り場まで1時間くらい船に揺られるので、あまり船が得意じゃない人は出船時間が短い(釣り場に近い)船宿を選ぶといいでしょう。
ここら辺も船宿に「釣り場まで何分ぐらいですか?」と聞いてみると教えてくれますよ!
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