【右巻き?】船釣り用の両軸リールの選び方 (2023)【ハイギア?】

マイ両軸リールを選ぼう!

船釣りのロッドについては対象となる釣り物や使用する仕掛け・重りによってかなり細かく使い分けが必要となる場合が多い。
一方でリールはというと様々なロッドに付けることが可能であるため比較的いろんな釣りに汎用的に使える。
特に船釣りでの両軸リールは、まず1つあれば(糸の巻きかえは必要になるが)幅広く利用可能であると私は考えております。
また、ロッドは最初のうちは取り扱いを誤って折ったりなどのリスクも大きいので、いきなり良いロッドには手を出しづらいというのが正直なところ。
リールについては多少手荒に扱っても丈夫だということで、長期的に使えることを見込んで多少良いものを購入してもいいと個人的には思っております。
私は初めて船釣り用品を購入した際はライトゲームロッドは1万円ちょいの初心者モデルであるライトゲームX 73MH でありましたが、リールは中価格帯のシマノ ベイゲーム150DH を選択しました。
両方とも5年ほど経っていますが、両方とも現役バリバリで仕事をしてくれております。
まぁ、ロッドの方はそろそろ買い替えたいなと思う事もありますけど、リールについては全く問題なく、第一線でこれからも活躍してもらう予定であります。
どこかで聞いた言い回しではありますが、「ロッドは消耗品・リールは資産」だというのが私の見解です。

両軸リールの選び方

船釣り用の両軸リールと言ってもこの世には沢山の製品が出回っており悩むかもしれませんが、まず最低限、2大メーカー(シマノ・ダイワ)のリールを購入すれば間違いはないでしょう。

あとは各メーカーとも価格帯によって様々な機種を出しているので、ご予算に応じて選べば良いですが、同じ機種(ブランド)のリールであっても、サイズや右巻き・左巻きの違い、ギア比の違いなど悩みどころが満載なので、悩むポイントについて私の経験を踏まえて記載していきたいと思います。

参考にしていただけると幸いであります。

サイズ(糸巻き量)

両軸リールを選ぶ場合はまずリールのサイズが重要であります。正確に言うとボディサイズとスプールサイズ(糸巻き量)の2つのサイズがあるのですが、船釣り用の手巻き両軸リールではボディサイズが問題になることは殆どないので糸巻き量に注意していれば問題ないでしょう。
深場の釣りに使うのであればそれだけ沢山の糸(ライン)が巻けるモデルでないといけないですが、そういう場合は電動リールを使うことが殆どだと思いますので、手巻きで東京湾や相模湾で楽しむレベルであれば PE2号が150m巻けるリールであれば殆どの釣り物には対応可能となります。
シマノであれば150番、ダイワであれば100番がそのサイズですね。それ以上のものを購入しておけば大丈夫でしょう。ただ、大きすぎるリールは重くなるなど使い勝手が悪くなるのでおすすめはしません。
ラインについては釣り物や船宿の指定によって太さを変える必要がありますが、とりあえずライトアジ、各種五目、タチウオ、マゴチ、スミイカと言った釣り物に汎用的に使うのであればPE2号を巻いておきましょう。私のベイゲーム150DHも年間通じて PE2号を巻いております。
ちなみに、ラインの太さについて、以前、某釣具屋で初心者と店員の会話が聞こえてきて、ライトアジにPE1号(にリーダー)を勧めている店員がいましたがこれはちょっとおすすめ出来ない。私も最初の頃1号を使っていたのだけど無駄に高切れのリスクが高いだけなのでPE2号で十分です。むしろ初心者にリーダーを勧めるというのが良くわからないですよね。初心者の方がシンプルで扱いやすい道具が良いはずなのに。
当然、ライトな釣り(シロギスやカワハギなど)をする場合は1号ぐらいにしないとお祭りする場合もあるので、そういう時はPE2号から指定の号数のラインに巻き替えましょう。
ラインの巻き替えについては釣具屋にリールを持って行き、ラインを購入すればその場で無料でやってくれます。ラインもリールも自前で準備したものを店舗に持ち込むと大体 200円 ~ 500円程度費用がかかります。
ちなみに私が愛用しているラインはこのシーガーX8のPE2号150m。Amazonが何より安いのでコレを買って自宅で巻いています。
自宅でする場合は以下のような高速リサイクラーの購入がおすすめ。個人的にはリールを買ったら次はこれを買いましょうというぐらい必須の釣り道具だと感じています。特にリール1台を汎用的に使う方には必須といっても過言ではないですね。

右巻きか左巻きか問題

次に悩むポイントは右ハンドルにするか左ハンドルにするかという問題です。
スピニングリールの場合は簡単に右巻きと左巻きを変える事ができるので良いのですが、両軸リールはハンドルの左右を入れ替えることはできません。
これは非常に悩ましい問題であるし、正直好みなのですが、私としては船釣りの両軸リールについては利き腕が右であれば右巻きを購入しておいたほうが汎用性があるし無難と考えています。
私の場合は基本的に右巻きを購入していますね。電動リールにしても手巻きリールにしても両軸リールはほぼ右巻きを使っています。汎用的なリールを1台ということであれば右巻きで良いでしょう。
特に初心者の場合は利き腕でないとうまくリールがスムーズに巻けないという人も珍しくないですので。
ただし、利き腕での繊細なロッドワークが必要なテクニカルな釣りの場合は左巻きを使うのもありです。
私は、ほぼすべての両軸リールで右巻き使っていますが、唯一カワハギ用に購入したステファーノSS 101HG だけ左巻きです。
というわけで右利きの人はとりあえず右巻きを買っておけば良いでしょう。右巻きを使った後で「うーんこの釣りには左巻きがほしい」となれば買い足せば良いだけですから。

パワーギアかハイギアか問題

右巻き・左巻きの次に悩ませるのはギア比問題。
両軸リールにはギア比によって「ノーマルギア(パワーギア)(PG)」「ハイギア(HG)」「エクストラハイギア (XG)」と複数のラインナップが存在します。
ギア比というのは簡単に言えばハンドル1回転巻く間に何回スプールが回るのかという比率です。ギア比が高いとハンドル1回転でより多くのラインを巻き上げることができますが、ギア比が高いと巻出しにより力が必要となります。
イメージとしては3段変速の自転車を思い出せば良いですね。1速がPG、3速がHGというイメージ。いきなり3速からスタートするとちょっと力強く漕ぐ必要がありますが。1速であれば軽くスタートができます。ただ、走り始めてしまえば3速の方が断然楽。
このようなリールのギア比ですが、船釣りで汎用性が高く使いやすいのはハイギアだと考えております。
始めてライトアジにマイロッドで行った際にはルアー用のノーマルギアモデルにPE1.5号を巻いて釣りをしていましたが、もう沢山回さないとビシが回収できなくてすごく疲れたのでもう二度とノーマルギア(パワーギア)は使わないと決意しました・・・
タコなどのパワーを使う釣り物にはパワーギアが良いという人もいますが、タコに関しては引き剥がしの力がいるだけで重要なのはドラグ力なので、最低でも5kg以上のドラグ力が必要です。引き剥がしたあとの巻き上げについては青物みたいに走るわけではないのでハイギアで全然問題ないです。実際にいつもハイギアのリールでエギタコやっています。
ハイギアの方が巻く力がいるので辛いと思う方はギア比を落とすのではなく、ハンドル径を大きくし、グリップしやすいハンドルに交換すると良いでしょう。
両軸リールのハンドル交換は初心者でも比較的簡単にできるので釣行毎に交換するということも可能です。
また、タイラバのようなゆっくり巻くものにパワーギアをおすすめする人もいますが個人的にはハイギアの方が使いやすいと感じています。というか、仕掛けを回収する時などパワーギアだと沢山手を動かさないといけないので疲れる・・・こちらもハイギアがおすすめです。
私はタイラバ用にシマノ炎月CT 150HGを利用しています。
ちなみに、世の中には1回転で100cm以上巻けるエクストラハイギアというのがあるのですが、60m以深のポイントで手巻きをする人やジギングをするような人であれば良いかもしれませんが、通常の船釣りではそこまでは必要はないでしょう。

ダブルハンドルかシングルハンドルか?

右巻き・左巻きも決まった。ギアも決まった。
次はハンドルの種類。ダブルハンドルかシングルハンドルか。
両軸リールは以下のようなダブルハンドルのモデルとシングルハンドルのモデルが出ています。
ハンドルに関しても好みですが悩んだらダブルハンドルを購入しておけば問題ないでしょう。特に初心者の場合はハンドルを回したときのバランスの良いダブルハンドルの方が使いやすいと感じます。
ただし、ダブルハンドルの場合シングルハンドルに比べてハンドル径が短くなるという点は気をつけなければなりません。
ハンドル径が短くなるということはより巻き上げにパワーがいるということになります。特にハイギア以上のギアを選んだ場合はハンドル径が50mm以上大きな物を選ぶことでより楽に巻き上げることができます。
ただ、あまりにも径が大きすぎると巻くときの動きが大きくなるので今度は腕が疲れてしまう。長くとも各社ともロングハンドル仕様という触れ込みで出している長さが良いかと思ういます。大体半径55mm/直径110mmぐらいまでが使い勝手の良い範囲
私の愛用しているベイゲーム150DHがハンドル半径 55mm、タイラバ用に使っている炎月CT 150HG は半径 51mm であるが両方とも使い勝手位が良いなというサイズ感です。
これ以上パワーを必要とするのであればハンドル半径 60mm 以上のシングルハンドルに交換して使うのが良いかと思います。グリップも大きくなり力が更に入れやすくなる。

おすすめの両軸リール

せっかく購入するのであればある程度汎用性があって長く使えるものが良いですね。
あまりにも安いリールはトラブルの元となったりするのでやめたほうが良いでしょう。
せっかくの船釣り時にトラブルでリールが使えないというのはちょっと嫌なので、あまりにも安すぎるものは除外をした上で、私や私の周りで使っている人がそこそこ多くて、皆さん満足していらっしゃる機種を紹介したいと思います。

リーズナブル価格帯 (1万円以下)

シマノ ゲンプウXT 150

個人的にはコスパ最強の船釣り両軸リール。もう、これを買っておけば間違いないという代物。ギア比も6.3とややハイギアであるし最大巻上長も67cmと十分なスペック。ハンドル径も55cmと大型となる。ただ、ドラグ力が4.5kgとタコで使うにはやや心もとないかもしれないのでスプールを指で押さえるなどしてアワセを入れる必要がある。

ダイワ フネX 100H

ダイワ派の人であればフネXがコスパ最強だ。こちらもハイギア使用の100Hがオススメで最大巻上長が68cmとなっている。ゲンプウXTと比べるとハンドル径が50mmとやや短いがこれくらいの長さの方が巻きやすくて好きという人も多いのではないだろうか?こちらはドラグ力も5.0kgありゲンプウよりも強い。シングルハンドルに交換すればタコもガンガン行けるスペックだ。

ミドル価格帯 (2万円 – 3万円)

シマノ ベイゲーム150DH

もう少しお金を出しても良い奴が欲しいという方はシマノベイゲーム150DHがオススメである。私も利用しておりかなり使い勝手が良く2万円ちょっと出せるひとはコチラを購入することをお勧めします。最大巻上長69cmでドラグ力も5kg。ハンドル径も55mmと問題なし!

ダイワ ライトゲームIC

ダイワ派の人であれば2022年に出たライトゲームICが良いだろう。ロングハンドルでハンドル径が55mmと大型。最大巻上長も70mmでドラグ力も5kgと十分なスペック。液晶カウンターが付いているので液晶カウンターが欲しいひとは良いかもしれない。ただ、個人的には液晶カウンターは必要ないと思っている。船釣りではラインで深さを計るのが基本中の基本なので。

高価格帯

高価格帯についてはもう完全に好みだと思いますので各自釣り具屋で触ってみて選んでみると良いと思います。というか私も持っていない。

私がもし次買うとすれば憧れの金ピカリールであるオシアコンクエスト200HGでしょうかね?最近200番が出ましたので船釣りにはピッタリそうだ。

コチラは別途いろいろ調べてみたいと思います。

 

まとめ

今回の記事では船釣りでの両軸リールの選び方についてご紹介しました。

お悩みの方は「利き腕巻き」「ハイギア」「ダブルハンドル」の機種を購入しておけば間違いない。

非常に楽しい船釣りライフとなることでしょう。

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