シケ予報だけどテンヤスミイカにチャレンジ!
今週末は2月としては異例の20℃越え。
一般の人にとっては、「天気だし暖かくて過ごしやすいね?」という素敵な週末だっただろうけど、東京湾界隈で釣りにいそしむ人からするとまさに地獄・・・
この時期で急に暖かくなるのは強い南西風が吹くときで、こうなってくると軒並み釣船が出なくなる。
タイドグラフやWindyというアプリを眺めながら、今週末は釣り無理だよな・・・と嘆いていた時、どうも月曜日の午前中は凪模様であることが分かった。
午前中凪なら何とかなる!と船宿を予約。
この時期にテンヤスミイカをやっている船宿は少なかったが金沢八景の一之瀬丸が自分を入れて3名と出船条件ギリギリで出船するみたいでラッキーだった。
初めてなのでレクチャーを受ける!
一之瀬丸に到着し右舷トモの席を陣取る。
しばらくすると船長が来たので、竿だけレンタルする旨と、テンヤスミイカ初めてである旨を伝えておいたらテンヤへのシャコのつけ方、釣り方のコツなどを事細かにレクチャーしてくれた。
シャコのつけ方は案外簡単
シャコのつけ方はマゴチのサイマキのつけ方に比べたら驚くほど簡単だった。
このように、シャコを折りたたんで爪を切ってから尻尾に切り込みを入れる。
尻尾から真っすぐテンヤの竹串を刺して、竹串の先端がシャコの頭のあたりにくるまで押し込むだけだ。あとは輪ゴムでシャコの頭を止めると良い。
あまりシャコの首あたりに輪ゴムを結ぶと、首のあたりからシャコが切れてしまうことがあるので、頭に輪ゴムを付けることを意識すると良いらしい。
私が買ったテンヤでは竹串が長すぎたのか、なかなかうまい位置に輪ゴムを付けることが出来なかった。
最初はこの状態でトライしたが、釣りをしている最中に1度シャコの首が取れてしまったので、シャコを付け替える際に船長が竹串の先端を短く切ってくれた。
それ以降はトラブルなく釣りが楽しめた。
ちなみに、「シャコを取り換えるタイミングはあるんですか?」と聞いたところ、「ある程度かじられても大丈夫だけど、なんとなくこのシャコじゃ釣れないかな?って気がしたら付け替えた方が良い」とアドバイスをいただいた。
実際はかなり獰猛なので少しでもシャコが残っていると触ってくるらしいが、釣れないかも?という気持ちが一番釣果を下げるとのことだ・・・
仕掛けと釣り方
仕掛けについては、ネット等で調べたスッテ付きの仕掛けを作り持参した。
出典:つりまる スミイカの釣り方【テンヤで釣る!】(https://tsurimaru.jp/articles/365)
船長に自分が作っていった仕掛けについても
- 取り込みがしやすいように親子サルカンの上は50cmぐらいで良い
- スッテは嫌いじゃなければつけることを勧めている
とアドバイスをもらいその場で修正した。
使用したスッテはヨーヅリのウルトラスッテ布巻Sサイズ
また、釣り方についても丁寧に指導をしてくれた。
- 着底したら竿は10時方向
- 糸ふけを取ってからシャクる
- シャクリは小さく鋭く
- シャクった後はテンションフォール
- 釣れない!と諦めたら終わり。精神力が試される。
なるほど・・・自分で想像していたスミイカ釣りのイメージよりもやることが多くて大変そうだ。
船長のアドバイスを脳内でリピート&イメトレしながら釣り場へ向かう。
いざ実釣!竹岡沖で終日粘る!
8:00am 竹岡沖で釣りスタート
金沢八景を出てから40分程度。竹岡沖に到着。
午前中は凪予報だったこともあり、波も穏やかで釣りやすい雰囲気だ。
早速釣りを開始。レクチャーで教えていただいたやり方を繰り返す・・・
早速ミヨシの人にデカモンゴウがヒット・・・
またまたミヨシの人にデカモンゴウがヒット・・・
あれ、焦る・・・焦る・・・
落ち着け。精神力がやられたらおしまいだ。
船長も竿を出して釣り始める。
そして船長がものすごく釣る!
これは釣り方を盗まなくてはと思いじっくり観察してみると、仕掛けはテンヤだけ。PEとリーダーを直結してその先にテンヤがある状態。基本はキャストして広範囲に誘いをかけている。
誘いはどちらかというと、肩の力を抜いて優しくスウィープに。
さらに、船長にシャクリ方についてアドバイスをもらうと、
- 良いシャクリに正解はなく日による
- だけど、大きすぎるシャクリが良い日はあまりない
- もっと肩の力を抜いたほうがいい
と助言いただいた。
11:30am 試行錯誤の後のガツン!
いろいろ助言をいただいたので、まずは試してみようと、スッテを外し、テンヤをキャストして誘うことにした。
さらに、シャクリが大きくならないように、竿を低めに構えて、リールを持つ右手ではなく、左手を使って優しくシャクる!
何度かチャレンジしていると、いきなり、
ガツン!!!!
とアタリが来た!正直来ると思ってないからビックリしながらもゆっくりイカに合わせてリールを巻いてくる。
船長が丁寧にタモ入れをしてくれて見事、バケツに入らないほどのデカモンゴウイカをゲットです!
12:00pm 風が強くなり海の様子が・・・
さて、1杯目をゲットして一安心・・・と思っていた矢先、風が出てきた。
そして瞬く間に風が強くなっていき、波も相当高くなってくる・・・
これまで行った外房や仙台湾の比じゃないくらいのウネリ・・・
そんなウネリが入ってくると、なんとイカの活性も上がってきた。
ミヨシの人はガンガンアタリを出す。
私の竿にも2度アタリがあったものの、シャクリを優しくしているせいか、針がかりが甘くすぐに逃げられてしまう・・・
3度目の正直と、今度はガツン!と来たアタリに対して竿をグイ―っと持ち上げることで、確実にフッキングさせた。
何とか2杯目をゲット。
このまま、3杯目も追加でゲットしたところで、さすがに波が高くなり過ぎたのか、船長の早上がりの判断。
とりあえず、デカモンゴウを含む3杯ゲットできたのでおかずには困らなそう!
釣りを終えてみて
今回の初テンヤスミイカであったが、やはり、当たった時のガツン!という感触がたまらないと感じた。
シーズン的には11月頃から始まって2月で終わりということで、一之瀬丸でも2月いっぱいでスミイカを終えて、3月からはマゴチ船を出すとのこと。
スミイカ釣りの竿は専用竿が一番いいということなので、買おうかいろいろ見てみたものの、どれも高額なものしかないので、年2~3回程度の釣行であればレンタルするのもありだなと思った。
使用タックル
- ロッド:シマノ 幻波スミイカ(レンタル)
- リール:ベイゲーム 150DH
- 仕掛け:テンヤ20号(船宿で購入)
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